「あまりにも自分が暴れていた時期があったものですから、この環境じゃ先生もうこの病院に置いておけないと判断された時だったと思うのですけれども。その時、先生が『今のままではあなたの人生はめちゃくちゃですよ』と言われた時は辛かったです。『やっぱりめちゃくちゃなのか』と思ったこともありますし、ほんとにめちゃくちゃになっていくのかなあという不安もありました。

転院させられました。

（暴れたのは）自分を受け入れられなかったからでしょうね。若さもあったし。」

「いや、しませんでした。それは保健師さんと関わることになりまして、いい保健師さんと。地元の管轄のですね。その人と会話するようになって、保健師さんがわざわざ病院まで出向いてくれたこともありますし。これじゃいかんなあと思いつつも、でも、この病院も、ちょっと閉鎖だった、閉鎖の中でも特別きついような、おしゃべり相手もいないような病棟だったので…。今（は）、転院した病院より、その転院する前の病院が良かったあと、つくづく思いました。

本当に親身になってくれたんですよね、その保健師さんは。前から、よくお話を聞いてくれたりはあったと思うんですけど、やっぱり、自分の気持ちが抑えられないという意味で、そこで暴れたりはしたんでしょうね。でも、病院が変わった時点で知り合いも何もいなくなる。誰も知らない人にもあたる人がいるかもしれないけれども、環境がガラッと変わったことで、静かにしとかにゃいかんのかなあという感じになりました。

（入院期間は）そんなに長くはなかったと思います。すべては把握、自分の頭で整理できないのですけど、転々として、また、今の病院に戻ってきたということですね。」