統合失調症と向き合う

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サチコさん
サチコさん
(さちこ)
1963年(昭和38年)生まれ、48歳(収録時)。会社の営業部に勤めていた29歳の時に精神科を受診。薬を飲み続けることの必要性が分からなかったことで服薬を中断。症状が悪化し、再度、病院を受診する。何度か入院を経験する。現在は、社会福祉法人の社会資源を活用しつつ、ピアサポーターとしても活動している。母親と2人暮らし。
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5現在の治療について
Q.現在飲んでいる薬について教えてください

ジプレキサザイディスが10mgと、エビリファイが6mgです。1回(1日)です。

あとは、飲んだり飲まなかったりするのですが、ロヒプノールという眠剤を、眠れそうにないなと思った時だけは飲むようにしています。」

ジプレキサザイディス錠(オランザピン):非定型抗精神病薬
エビリファイ(アリピプラゾール):非定型抗精神病薬
ロヒプノール(フルニトラゼパム):睡眠導入剤

Q.現在の症状はいかがですか

「そうですね、私は、昔から症状に波があって…。その波というのも3日良くて4日悪いという時もあったし、割と最近まで1か月半悪くて1か月いいという、そういう長い波もあったのですけれども。

例えば1か月調子が悪くなってしまうと、外来にも行けなくなってしまうわけですよね。そうすると、先生もどうしようもないわけですよ。本人が来てくれないと薬も変えられないし。なので、今は、毎週行くようにしているんですね。ちょっとでも落ちかけたら、すぐに先生に処置していただけるように、今は週に1回行っています。

私の考えで、先生にそういうふうに言ったら、先生も、『じゃあそうして下さい』というふうにおっしゃっていました。」

Q.薬の副作用はありますか

「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)です。副作用…、統合失調症の合併症だというふうに眼科のほうでは言われたのですけれども、母は健常者ですけれども、(私と)同じ瞼(まぶた)の病気なんですね。だから精神科の先生は、精神科つながりではなくて、遺伝なんじゃないの、とおっしゃっているのですけど。

でも、精神科の主治医の先生が、眼瞼痙攣について一所懸命いろんな薬を出してくださっていて、今回、本当は新しい薬を出してもらう予定だったのですが、薬局のほうで置いていないということで、来週もらえることになっているのですけれども。飲み薬です。」

Q.症状が悪化しないために工夫していることはありますか

「妄想の症状は薬を飲んでいれば出ないので、私が今注意している症状としては、やはり調子の波ですね。波というのは、要するに意欲減退ということで、何もする気がしなくなってしまうのが何日も続く症状なのですけれども。なので、調子の高い時に、あまりやり過ぎないように、なるべくセーブしてやり過ぎないということを、いつも念頭に置いていますね。

(波は)ドーンと来てしまうこともあるし、徐々にということもあるのですけれども。」

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