「勉強は、小学4年生から中学2年生まで、まったくしていないです。学校に行っても、遊んだりしていました。不安で勉強とかができない、座っていられないみたいな…。
(教室とは)違う部屋、不登校の子が集まる部屋でずっと遊んでいました。その時は2〜3人でした。勉強している子もいれば、僕みたいにずっと何もしていない時もありました。」
「中学3年生になって、いったん普通の教室に戻って、みんなと楽しく過ごしていて、みんなと同じように全日制の高校に行きたいから、そこから勉強して、高校に入ったんですけども、高校に入ったらやっぱり義務教育と全然違うから、休んだら単位にかかわるし…。
中学校の時はしんどかったら、また違う教室で休んでゆっくりできたんですけれど、そういうの(教室)は高校ではなかったので、だんだんみんなと同じようにできなくなって…。でも、学校に行きたいから頑張って行っていたんですけど。
でも、そうしているうちに、すごく不安になって、リストカットとかをしてしまって…。それでも学校に行きたいから行っていたんですけど、やっぱり授業の間とかにしんどくて震えたりしました。それで(授業を)休んでいたら、担任とか学校の先生には、『授業をサボりたいから、わざとそうしているんだろう』とか言われて…。で、まあ、そういうのを繰り返しているうちにもっとひどくなって、薬をたくさん飲んだりして、2〜3回救急車で運ばれて、大きい精神科の病院に行き、医療保護で入りました。」
「(大量の薬を飲んだのは)安心したいから? たくさん飲んだらぼーっとするし、なんだろう、楽になると言ったらいいのか…。なんか不安から逃げられるみたいな。
その時はもうずっとずっと不安で、いろいろよく分からないのが襲ってくるみたいな感じだったから、それ(薬を)飲んで、ゆっくりしたいみたいな。
2〜3回(病院に)運ばれて、胃洗浄されて、また普通に戻ってきてというのをやっていて、よく分からない、あんまり憶えていないけれど、だんだん危険な事をし始めたから、警察の人に(病院に)連れて行かれて、入院しました。」