統合失調症と向き合う

体験者の声 医療者・支援者の声 家族の声 私たちの活動紹介 イベント おしらせ
U.M.さん
こころのつながりさん
(仮名)
小学生の頃より体調不良となる。児童思春期病棟に入院の経験がある。中学生の時からアニメ「ガンダム」が大好きでガンダムに搭載されているOSプログラムを作りたいと大学では情報科学部を専攻する。現在、24歳(収録時)で民間会社に週5日、勤務。家族と同居。
movieImage
<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  >>
11いろいろな場で語る理由
Q.インタビューに協力してくださった理由を教えてください

「ちょっとでも、病気のこととかを分かってくれたらいいかな、多くの人が。良いように捉えようが悪いように捉えようが、ちょっとでもきっかけになってくれたらなと思ったぐらいです。」

Q.病気に関するいろいろな会で話されているそうですが、理由は?

「やっぱり、(会に)来る人達は、結構病気のことで悩んでいたりするので、自分のこと、自分がすごいとか思われるのではなくて、あ、この人だめだよねと思ってくれても、全然いいというか。本当に、ちょっとのきっかけ作りになればなと…。これを聞いてだめだと、僕のこと、話を聞いて、やっぱこの考えだめだなと思われるのも全然、それはそれで話して成功かなと思う。」

Q.きっかけがあったのでしょうか

「自分で、何か気付いて、動くことがいちばん病気の中で大切かな。例えば、大学の時に、なんかいろいろしんどくて、何がしんどかったかは忘れたけれど、50分ぐらい電車に乗るんですけど、乗っていて、でも、すごく腹が減ったから、途中で降りて、駅のベンチ(で)、結構大きな駅だったので、人がたくさんいて、ご飯食べながらみんなを見ていたら、同じようなスーツを着ていたりするけれど、まったく一人ひとり雰囲気が違うし、全然違うから、ああ、自分も違っていいんだなと思って、それですごく楽になった。だから、誰かに言われたからどうこうよりも、自分で気付いたほうが楽だし、ブレない。だから、そういうきっかけになればな(と思います)。」

Q.周りから言われると心が揺れてしまう?

「揺れてしまうし、『これやってみたらどうなの』とか、『こうしたらいいやんじゃない?』と言われても納得できなかったり、やろうとして失敗したら、自分がやろうと思ってやった(時)よりも、しんどいというか傷つく。あ、悪いことしたなとか思うし…。」

<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  >>