11いろいろな場で語る理由
Q.インタビューに協力してくださった理由を教えてください
「ちょっとでも、病気のこととかを分かってくれたらいいかな、多くの人が。良いように捉えようが悪いように捉えようが、ちょっとでもきっかけになってくれたらなと思ったぐらいです。」
Q.病気に関するいろいろな会で話されているそうですが、理由は?
「やっぱり、(会に)来る人達は、結構病気のことで悩んでいたりするので、自分のこと、自分がすごいとか思われるのではなくて、あ、この人だめだよねと思ってくれても、全然いいというか。本当に、ちょっとのきっかけ作りになればなと…。これを聞いてだめだと、僕のこと、話を聞いて、やっぱこの考えだめだなと思われるのも全然、それはそれで話して成功かなと思う。」
Q.きっかけがあったのでしょうか
「自分で、何か気付いて、動くことがいちばん病気の中で大切かな。例えば、大学の時に、なんかいろいろしんどくて、何がしんどかったかは忘れたけれど、50分ぐらい電車に乗るんですけど、乗っていて、でも、すごく腹が減ったから、途中で降りて、駅のベンチ(で)、結構大きな駅だったので、人がたくさんいて、ご飯食べながらみんなを見ていたら、同じようなスーツを着ていたりするけれど、まったく一人ひとり雰囲気が違うし、全然違うから、ああ、自分も違っていいんだなと思って、それですごく楽になった。だから、誰かに言われたからどうこうよりも、自分で気付いたほうが楽だし、ブレない。だから、そういうきっかけになればな(と思います)。」
Q.周りから言われると心が揺れてしまう?
「揺れてしまうし、『これやってみたらどうなの』とか、『こうしたらいいやんじゃない?』と言われても納得できなかったり、やろうとして失敗したら、自分がやろうと思ってやった(時)よりも、しんどいというか傷つく。あ、悪いことしたなとか思うし…。」