「辛い時もあったけど、なんやかんやいって助けてくれる人がいたから、そこまでどん底と思ったことはない。」
「高校2年生ぐらいかな。1年ぐらいほんとにゆっくりして、夜の11時に寝て、昼の1時とかに起きるのを1年ぐらいしていて。なんか高校2年生の春ぐらいに、部屋でぼーっとしていたら、『なんかやってみようかな』と、スイッチが入ったみたいで…。
でも、何していいか分からないけど、ま、何かやろうかなと思っている時に、通信制(高校)の担任の先生が、『通信制の中でフットサルのクラブがあるからやってみないか』と言われて。で、やっていて、夏に、全国に同じような系列の通信制の高校があって(それらが)集まってフットサルの大会が行われるから、キャプテンをやってみないかと言われて、で、やってみて、『意外と自分できるじゃないか』と思いました。
そこから、次に何かしようと思ったから、『大学に行こうかな』と思って、勉強して、大学に行きました。」
「とりあえずゆっくりしていたからか…。しんどい時は、やっぱりエネルギーをすごく使うと言ったらいいのか、疲れるけれど、ずっと1年ゆっくりしたから、できるようになった。周りも、『何しろ』とか言わなかったし、せかして『これやったらあれやったら』とか、そういうことがなかったから。あまり何も言わなかった。
(キャプテンをしたことは)自信になりました。なんか、今まで、何をやってもだめかなとか思っていたけど、やり切って、『あ、自分できるじゃないか』と思って、『うん、できるかも』とすごく自信がついた。」
「情報科学部。もともと中学の時からガンダム(アニメ)が好きで、入院して、退院した後、朝から晩までずーっとガンダムを観ていました。あとで聞いたら母は、『ずっとガンダムばかり観ていて』とすごく思っていたみたいですけど、自分の中では、ガンダムに載ってるOSのプログラムを作りたいなと思って、自分の夢と照らし合わせながら、ガンダム観ていて。で、プログラムの勉強をしたいから、情報の大学に行こうと思って。」
中学生時
「学校も、無理して教室に行かそうとせず、ずっとゆっくり待ってくれていたから、中学3年生の時も行きやすかった。そういう時、ゆっくりゆっくり待ってほしい。」
高校時
「公立の普通の市のやつ(高校)。何か別に、中学の時はほんとに、テストもほとんど(僕)ひとり2〜3点とか、(テストを)受けていなかったりするし…、まったく勉強なんかしていない。
中学3年生から、高校に行きたいから頑張ってやって。分数だってよく分からないけど、こういう手続きしたらこういう答えなんだな、ぐらいにしか分かっていなかったけれど、大学に入って、分数の意味が分かって、大学の勉強おもしろいなと(笑)。」
「苦にならない。頑張って図書館に行って調べて、分からなかったら、たまたま大学に基礎学力をみてくれる所があったので、半ばでそこに行って、分からないからと(笑)。そしたら丁寧に教えてくれました。
で、たまたまそこの先生が高校の先生だったから、そういう面でもいろいろみてくれて、大学の時は。大学は普通に授業に出て、最後のほうにその1コマ、基礎学力向上講座とかがあって、そこに行って…。
ゼミは、物理のシミュレーション。数値計算をプログラムでやって、トンネル効果という量子力学というやつの可視化。ひたすら数式を見て、プログラムでやって合わないとかいう(をする)作業。
プログラミングは、普通に、初歩的なレベルだけれど、できる。まあまあ。でも、今は今で楽しいし、別に、今は楽しいからそれでいいかなって(思っています)。」
「苦手(は)、国語。読めるけれど、国語とか文章が、なかなか…。(教室に)行っていなくて、小学1年生(から)遊んでいたから、漢字も分からない。
日本語がおかしい。だから今でもたまに本屋に行って小学一年生とか二年生の本を買って家に帰って、たまに、『あ、分からん』とか思いながら、今でも勉強する時がある。で、やっと、『あ、これはこう書けばいいんだ』と。
国語とかは、たまに勉強をやっていなくて不便だなと思う時(がある)。(今、仕事で)書類を書くけれど、小さい辞書を持ち出して、『○○した、今日は楽しかったです』、そんな感じだったから。言葉のつながりと言ったらいいのか、それもめちゃくちゃおかしいから、こりゃまずいなと思って、本屋に行って、小学4年生ぐらいの作文の書き方を買って、やって、今はちょっとましかな。『あ、これってこう書くんだ』と。だから、別に勉強はいつからでもできるからいいけれど。」