「初めてです。治療は、とりあえず薬を飲んで病棟でゆっくりしたぐらいか…。最初は隔離(病棟)、その次は普通の病棟だけど外には出られない。だんだん良くなって、ちょっと院内散歩みたいなのが自由にできる(病棟になりました)。
最初、医療保護で入ったのは、救急みたいな所で、1か月かそれぐらいいました。でもそこの主治医の先生は、若くて(経験がなく)、よく分からないから、『思春期病棟がある病棟(病院)に行ったほうがいいのではないか』というようなことになって。たまたまそのクリニックの紹介で1回、『何かあった時に診てもらうために受診しておきなさい』ということで、思春期病棟に1回だけ行って、で、また普通にクリニックに行っていたんですけど。緊急で入った病院から、前に行っていた思春期病棟に移動しました。あとはそこで、2か月ぐらいは外に出られない。
最初は、(親の)面会もできませんでした。でもだんだんできるようになって、しょっちゅう来てくれました。
2か月過ぎたら自由に、病院の中だけど散歩できるようになって、そこから3か月ぐらいで退院。
(退院後)最初は2週間に1回ぐらいで通院していました。」
「小学校・中学校も(は)、よく分からない、よく憶えていないです。
(高校で入院した時に)一応、統合失調症だけど、微妙なライン…。早くに治療したので、(早く落ち着いたと聞きました。)
(現在の通院は)1か月に1回だけです。」
「こういうように言ったらアレですけど、『頭が変な人なのかな』というのは思った。
そんな偏見みたいな言い方じゃなくて、『頭おかしいねぇ』みたいな感じで言われるかなあと思ったし、なかなか治りにくい。だから一生ずっと抱えていかなければいけないと、その時は大変だったかな。でも別に今となっては病気だろうがなんだろうが、周りにたくさん人がいるし、病気だからどうこうということを言う人もいないから、なんともない(笑)。」
「そんなにはないというか、まあまあ、ネットでちょこっと見て『ふーん』と思うぐらいで…。」
「なんだろ、あんまり病気だからどうこうという先生じゃなかったから。『こういうことが大変』と言ったら、『こういう時はこういうふうに工夫してやればいいんじゃない』みたいな。
生活をどう工夫してやっていくか。病気で、何か症状がある時は、『それはちょっと悪化しているよ』と言ってくれて、自分なりに早く寝たり、体調管理して、まあまあ元に戻るみたいな…。」