「(主治医は)基本的に厳しいドクターなのですけれど。ま、印象に残ったことを1つ挙げるというのは難しいですが、私が結構、なんて言うかな、自分に甘いので、基本的に厳しくしてくれていることが、いいことなんだなというふうには思います。
それ(厳しいの)が辛かった時期も結構長かったのですけれど。でも、やっぱり、『それでいいよいいよ』と言われていたらどうなんだと思うと、やっぱり厳しくしてくれているドクターで良かったなと思います。」
「入院した時に、うちの姉と同じ年齢の、4つ上の看護師さんがいてくれたのですけれど。もうその方は病院(を)去られたのですが。すごく仲良くしてくれて、友達みたいにいろいろなことをしゃべったりして。本当に、その看護師さんがいてくれたから入院を乗り切れたのではないかなというぐらい、よく接してくれた看護師さんでした。
もう一人の看護師さんもいて、その方も、いろいろ雑誌を見せてくれたり、良くしてくれました。やっぱそういう人達に恵まれたというのは、本当に大きかったなあと思います。
なんて言えばいいかな…。ま、友達では決してないのですけれど、看護師として見守っていてくれて、基本的に。その上で親しくしてくれて、辛いことも打ち明けられて…。よくありがちな言い方ですけれど、『寄り添ってくれている』というか、お情けではなくて。やっぱりそこがその2人はプロの看護師さんなんだなというふうに思ったのですけれど。
もう退院してからは、別に、ずっと関係が続くとかではないのですが、母とも言っていたのですけれど、人生にはそういう出会いもあるのではないかということで、思い出深い人達に出会えたなと思うのです。」
「そうですねえ、仕方がないのですけれど、自分でやっぱり症状が激しい時はお手洗いができないので、尿を採られる時というのがいちばん辛かったですね。それは、しょうがないのですけれど。自分では見えていないのですけれど、たぶん管を通されていたんだと思うのです。その時がやっぱりいちばん辛かったですね。
でも、なんて言うか、心無い言葉を言われたとか、そういうことはまったくなかったですね。」