統合失調症と向き合う

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Y.F.さん
Y.F.さん
1945年(昭和20年)生まれ、69歳(収録時)。2週間に1度通院している。両親亡きあとは一人暮らしをしており、現在は、病院の売店の仕事やピアサポート活動、当事者の会を運営するなど、充実した毎日を送っている。短期間であるが禅宗のお寺で修行した経験があり、現在のこころの支えとなっている。
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1普段の生活について
Q.現在の普段の生活を教えてください

「普段はデイケアに通ったり、『亀やん』という(病院内の)売店で働いたり、ピアサポートをやったり、そんな生活ですね。ほんで、1か月に1ぺんは『ゆうゆう会』という仲間の会合と料理教室の『虹の会』と座禅会と人権委員会と、そんなんやっています。

うーん、忙しい。やっぱり楽しいですよ。忙しいけど楽しい、このくらいこなせます。十分です。」

Q.一人暮らしですか

「一人です。一人だから、もうかなわん。なんや全部せなあかん。嫁さんがおったらやってくれるけど嫁さんおらんから全部せなあかん、たいへんや。そやけど自由がある、半面。自由があるけど、半面苦しいです。洗濯もせなあかん。掃除もせなあかん。掃除は月に1回ぐらいで、あんまりやりませんけどね。汚れへん。一人やから。

(住まいは)文化住宅というのか、2階建ての1階です。

食事は困ります。食事はもう難儀しますわ。近くのスーパーに行って、豆腐を買うてみたり、天ぷらを買うてみたり、いろいろします。ご飯は家で炊いています。夜は、家で食事をするようにしているんです。昼はなるべく外食。朝は食パンとコーヒーを飲んで、それでデイケアに行ったりするんです。

朝のぼけーっとするのが楽しみなんです。朝、喫茶店に行ってね。お袋から、(私が)病気したあと、家に閉じこもったらあかんから、朝、モーニングに行きなさいと言われた。そんで朝、モーニングで、喫茶店でぼけーっとするのが楽しみです。僕は、それが趣味です。うーん、30分はおるやろね。」

Q.今後の希望は?

「別に、年いったから、これってはないですね。もうあとは、眠るように…、座って眠るように死ぬいうんか、そんなん(が)希望ですね。」

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