統合失調症と向き合う

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林 士斌さん
林 士斌さん
(りん しひん)
1975年生まれの40歳(収録当時)。アメリカの大学に在学中(3年生時)に症状が出て精神科病院を受診、入院。日本に一時帰国するが再度アメリカの大学に復帰するも症状のために帰国。日本では2回の入院を体験し、現在はフリーランスで翻訳(和訳・英訳)業・ライター業に携わっている。日本翻訳者協会に登録。台湾が好きで年に数回、台湾に滞在しながら仕事を行っている。林さんのブログはこちら→http://is.shihp.in/
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5症状の安定
Q.症状が安定したのはいつ頃ですか

「ここ5年ぐらいですかね。(それまでは)いろんなことがあったのですけどね。仕事はやっていましたけど、なかなか続かなかったというのが正直な感じですかね。」

Q.安定してきた理由は何だと思われますか

「まあ、だんだん自分のことが理解できるようになってきたという感じですかね。例えば、こういう行動を取ったら、自分(は)こういうふうになるかもしれないとか、そういうなんて言うか、病気とのつきあいが長くなったから、病気のこともだんだん分かってきたという感じなのではないですかね、要するに。もう20年近いですかね、病気とのつきあいが。」

Q.病名が統合失調症とご自身で分かったのはいつ頃ですか

「1度目の入院のあとですね。なんの病気かなぁと思って。まあ、精神の病気だと思ったのは当然なのですけど。

直接、医者から『あなたは統合失調症です』と言われたことはないと思いますけどね。何かに書いてあったのではないですか。診断書とか、医者の何か書いたもの。何の病気か自分でも分からないというのもおかしいですから。入院してしばらく経って、病気だということは分かりましたけど。」

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