「僕はIT企業にいましたし、やっていましたよ、一時期。少し前だと、障害者雇用をやっているところでお世話になって、A型社員をやったりしたので。
(今)自分の翻訳のサイトがあるのですけども、そこは基本的にWEBデザイナーさんにお願いしている感じなのですけど。まあそうですね、入力とか文章の編集とかはある程度できるかなという感じですね。」
障害者雇用・A型:障害者の就労は概ね3つのタイプがある。①今後、通常の事業所に向けた就労のための訓練を目的とした就労移行支援事業、②雇用契約に基づく就労(A型)、③雇用契約に基づかない就労(B型)。
「最初に翻訳したのは25歳の頃で、その時は、外資系企業のインターンとして翻訳の仕事をしていたのです。それが一番最初。でも25歳から今年(まで)の15年間、毎日、コンスタントに翻訳をしていたわけではなくて、別の仕事をやっていた時期もあります。だから、なんだかんだで、ここ2年ぐらい前からほぼ翻訳専業で、つい最近になってライター業も始めたという感じですね。
一応(生活に)必要な金額はあるという感じで、結構割のいい仕事もたまにありますから、平均ではたぶん同年代のサラリーマンより少し少ないぐらいかなと思います。」
「仕事自体の満足感というよりも、お客さんが喜んでいるとか、そういうことで自分も満足するというか。仕事そのものでも、もちろん翻訳も、なんて言うか興味深いものもあれば、ちょっと退屈なものもあるのですけども、基本的にはお客さんが喜んだというフィードバックをもらうと僕も嬉しいという感じです。
向こうも、こちらの仕事がいいと思ったら、『いい仕事をしてくれました』とメールとかで教えてくれる。逆にこちらの仕事が悪いと思ったところは、おそらく、次から頼まないという感じじゃないですかね。そういうことも、過去になかったわけでもないです。だから僕が満足するものを出せないという場合は、次からは(仕事が)こないという感じになると思うのですよ。」
「今、障害者雇用とかで、斡旋とかありましたね、そういうプログラムを作って。それで、障害者を。今は、法定雇用率というのがあるので、どこの会社も、障害者を雇わなければいけないのですよね、一定の規模のところは。その障害者雇用というのはすごくいいのですけど、で、僕も障害者雇用でやっていたのですよ、以前。さっき言ったいろんな会社で。
だから、いいのですけど、ただ会社自体の歴史で、会社がこれだけ増えたというのは、だいたいここ500年ちょいで、その前というのは、だいたいみなさん自分で、自分の目の届く範囲で、自分で商売をやって、自分で儲けたり損したり、そういうことがあった。なんだろう、会社に勤めて、みなさん大学3年から就職活動を始めて、どこかの企業に入って、それで、その企業にずっといるか、それともそこを辞めて、また転職してと、そういう流れは、この時代の常識ですけども、昔は皆さんね、普通に自営業で、僕みたいに仕事をしてお金をもらって、お客さんとも話をしてみたいな。まあ僕は自分の目が届く範囲でやっているのですけども、基本的に。
だから、変な言い方ですけど、『別にそういう昔に戻ってもいいんじゃない?』というだけの提案というか。だから別に『みんなそうしろ』ではなくて、僕はそうしているから、他の人も興味があるのなら、僕もいろいろ話ができますよと。別に障害者雇用を否定しているわけではなくて、会社以外にもいろんな道はあるというだけの話ですよ。」