統合失調症と向き合う

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堤 敏行さん
堤 敏行さん
(つつみ としゆき)
1962年(昭和37年)生まれの55歳(収録時)。26歳で特別養護老人ホームの介護職として働いていた時に発症。入院体験は2回。現在はデイケアなどに通いながら、無理の無い範囲で介護のボランティア(傾聴、オセロゲームの相手など)を行っている。母親と二人暮らし。
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5デイケアや福祉サービス
Q.デイケアに行くようになったきっかけを教えてください

「俺の生活が乱れていたというか、金遣いが荒かったので。入院している時に、品物が家に勝手に送られてくるというので母親がびっくりして。DVDとか、本とか、CDとか、予約していて。入院中だけど、カードを持っていれば、自動引き落としで。ネットで。

そんなので金を遣うのだったらというので、デイケア(に通うのが)条件だというので。糖尿で入院して退院する時に地元の病院に来て、デイケアも行くようにと言って、その地元の病院に。デイケアに1〜2年、1年、何年かな、2年は行っていないか。それで今のクリニックに来たというか。」

Q.現在通院中のクリニックを選んだのはなぜですか

「家に近いかというか……。全然、診察を受けていなかった先生でしたけど。実は母親も、精神科にかかっていたのですよ。先生は違うけど同じ病院にかかっていて、母親が先に今のクリニックに転院するのを決めて。俺どうしようかと思っていたけど、結局俺も一緒に転院して。通院の時は一緒に行きます。4年間、もうすぐ4年かな。」

Q.利用している福祉サービスは?

「年金も受け取る、2級、障害年金。厚生年金部分があるから、10万は切る。ただ一人になると大変。母親がいなくなったら一人でやっていけるかどうか……。

俺は、入院していて、自分のことは自分でできなくなっていたのですよね、年金の申請をする時。だから母親がみんなしてくれたのです。たぶん言われたと思います。老人ホームの時の事務の人とか、病院の人とか。よく分からないですけど、でも、手続きは大変だったということはよく聞きますけど。

事務所に何回か行かなければいけない。あと、JRに勤めていたから、JRの支所まで来たこともあると言っていたので、俺はだいたいその時、超具合が悪いので、自分のことは何もできないというか。

(障害者手帳は)2級です。デイケア、美術館に行ったりする時に美術館の入場料がタダとか。電車賃はまだタダではないから、バスに乗る時に割引とか。」

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