がんと向き合う

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川守田順吉 さん
(かわもりた・じゅんきち)
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北海道江別市在住。印刷会社の総務部にいた58歳(1999年)のとき直腸がん(ステージ3b)が見つかり、手術を受ける。人工肛門を造設し、術後は抗がん剤を3年間服用。好きなバッハと写真にうちこむうちに気持ちが慰められ、退職後は近隣の図書館や大学でボランティア活動を始める。2004年、新たにS状結腸がん(ステージ3a)が見つかり手術を受け、術後は抗がん剤を8ヵ月間服用。患者会「江別わかくさの会」会長。
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7患者会の活動

「毎年1回、病院の部屋を借りて交流会をします。代理店の方2社ほどにも来てもらって、最新の(人工肛門の)用品の情報を見せたり説明したりというのと、病院の先生方の講演、そのあと懇談会を1時間ほどわいわいがやがやとやります。『これで終わりー』とブレーキをかけないと話がやみません。いつも時間切れになってしまうぐらい、にぎやかな会なのですね。みなさん楽しみにして、来てくれるのですよ。そのほかに年に1回、秋か冬に懇親会をアルコールつきでするのと、年3〜4回、A4表裏の会報をプリントして、配布しています。なかなか記事が集まらなくてたいへんなのです。でも交流会を開いたり会報が届いたりするのを『楽しみにしているよ』という人もいますので、1人でも楽しみにしているよという人がいれば、続けなくてはならないですね。

本当のところはタバコをぷかぷか吸う、お酒をばくばく飲む、でいいころ加減に生きているから、どちらかというと相当ずぼらな性格なのです。患者会の会長をして今年で5〜6年目になるのですが、とにかく患者会の中で、いろんな人に助けられました。もうあけっぴろげに話をして、自分のもっているノウハウを一所懸命説明してくれたりということを経験しているものですから、この人たちのために何か自分のできることでお礼に変えなければと思ってやっています。」