3WHO方式がんの痛みの治療とは
■WHO方式がんの痛みの治療法 |
●医療用麻薬が効きにくい場合
「今、申しあげたような薬だけで痛みが取れない場合も多く、どうしても一般的な鎮痛薬や医療用麻薬が効きにくい痛みがある場合は、鎮痛補助薬としてたとえば抗うつ薬、抗けいれん薬などを使って治療していきます。そのほかに痛みを和らげる方法としては、痛みを伝えている神経を薬(局所麻酔)で麻痺させることによって、痛みが伝わるのをブロックする『神経ブロック』という方法があります。骨の転移による痛みに対しては放射線治療がよい適用になることがあります。」