「（家族会に入ったのは）去年の6月ぐらいからなんですよ。というのは、私、家族会はかつて1、2回顔出したぐらいであとは利用せずで来ました。で、昨年から家族会に参加しているのは、もちろんそこの家族会が勉強熱心な会なので、自分の知識を増やすためにというのもあるんですけど、本を出版するときに統合失調症の他の家族が読んで嫌な印象だったり、間違ってるなって思うようなことを出すのは絶対許されないなという思いがあって、他の仲間の意見を聞いてみたくなったんですよ。それですごく良い家族会だというのを聞いていたので、ちょっと相談に、というのがきっかけなんです。今は、クラブ活動のように楽しくって参加しています。」

「私はもうすでにかなり長年来てしまっているので、今さらそこでわんわん泣いて慰めてもらうというのはないんですけど、気軽に同じ病気のことを話せる場所っていうのは、気楽な楽しい場所かななんて思いますね。私が他の方を見ていて思うのは、自分1人で抱えきれないでいっぱいいっぱいになっている方っていらっしゃるわけですよね。そういう方が家族会に初めて来たら、もう今まで溜まっていたものをはき出して、『ようやく言えた』って言って、号泣したりとか、すごくホッとされるみたいですね。」