統合失調症と向き合う

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N.K.さん
N.K.さん
1982年(昭和57年)生まれの32歳(収録時)。18歳の時に発症。現在は就労移行支援事業所でスタッフとして、利用者にパソコン入力などの指導に従事している。数年前から症状がコントロールでき、医師からは「寛解した」と言われているという。障害年金を受給しているが、いずれは受給無しまで回復したいとの展望がある。実家で両親と同居。
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4退院後の生活
Q.退院後はどのような生活を送りましたか

「退院後は、その病院がデイケアを併設していたので、デイケアに通いながら過ごしていました。

学校は、通信制の高校を中退していたので、デイケアに合計3年間通ったのですけれども、2年目から通信制の高校に復学してみないかとのことだったので、デイケアのスタッフに、宿題とかレポートで分からないところなどを教えてもらいながら、何とか、月1回のスクーリングに通って卒業することができました。

デイケアと高校の卒業のタイミングが一緒だったので、ちょうど高校を卒業したら(デイケアを)卒業しましょうということがあったので、すごくいい目標と環境だったなと思います。」

Q.デイケアに通ったことをどう思いますか

「退院してそのまま右も左も分からなくて、どういう福祉サービスを使っていいのかも分からない状態でほっぽり出されるのと、毎週、週1回スタッフが面接してくれて、本当に面倒見のいいデイケアだったので、そこでいろんな情報を与えられながら過ごしていく(のとでは)、3年というのはたしかにちょっと長かったとは思うのですけど、雲泥の差だと思いますね。」

Q.人との交流はありましたか

「病気同士の人だと話しやすいみたいな感じで、デイケアのコミュニティーみたいな感じとか、入院中の友達などとばかり遊んでいましたね。ちょっと狭い世界にいたと思います。

その頃は妄想もあったし、友達もいたので孤独ではなかったですね。」

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