「16歳の時から、祖父が農業をやっていて、巨峰を作っていて、巨峰の仕事を朝の8時から夜の7時までやっていました。16歳から20歳というか、(実家を)出るまでずーっとやっていましたね。
一度ハローワークの障害者雇用に行ったのですけど。それとか障害者雇用のネットで応募しているものがあるじゃないですか。リクルートとかの障害者雇用とかあるのですが、ああいうところに行ったのですけど、やはり障害者手帳の1級と線維筋痛症、強直性脊椎炎があると、病気が多過ぎて採れないとみんなから、いろんな所から言われてしまって。
いろんな所に頑張って応募したのですけど、みんな断られてしまって。そこからもう、『ああ、私、できないんだぁ』と思って、内職でライターの仕事を始めて……。
今まででいちばん頑張った仕事というのが、ゲームの攻略サイトを作っていて、それがGoogleでそのゲームを検索するといちばん初めにヒットするぐらい稼いでいて、その時の。なんだろう、楽しかったのですよね、仕事がすごく。もう、ほんとにゲームの新しいイベントとかくるとすぐに攻略して、記事を書いて。攻略のやつ、友達とか恋人とかにも協力していただいて、記事を書いて、すぐにアップしてみたいな感じでやっていて。その時は、ほんとに仕事から離れられなくて。
で、ちょうど入院もしていたのですけど、普通、入院の時というのは仕事を休むじゃないですか。ですけど、私は、ほんとに入院の途中で仕事ができなくて、私のサイトが止まったらみんなが攻略できなくなると思って、先生にお願いして、もうほんとに頼むから仕事をやらせてくれと言って、1日に1時間だけいいよと言ってもらって、1時間、猛烈に仕事してという感じで。パソコンを持っていって、資料とかも全部持っていって、仕事してという感じでした。
そのライターをやっていたのが、3年間ぐらいですかね。あとは恋愛コラムとかも書いていましたし。
やはりいろんな所に応募して、記事のサンプルを書くのですよね。それで、応募採用されたら書く。採用、契約してみたいな感じになるのですけど、その攻略サイトのほうは、私の記事をすごく気に入っていただいて。すごく書きました。だけど、仕事がすごく面白かったので、苦にはならなかったです。
いろんなクライアントさんがいらっしゃって。やはりちょっと雑な仕事をしていたりする方もいらっしゃるのですよね。だからそういう方に出逢ってしまうと精神的にすごく削られるので……。暴言みたいなことを言われたりもするのですよ。そういうことを言われるとやはりショックというかしばらく動けなくなってしまってみたいな。
で、今も、最後にやった仕事が合わなくて、それが怖くて。ちょっとちまちましたライター、ほんとに1回きりの契約みたいな、そういうやつばかりやっていて、今あまりお金を稼いでいなくて。今の収入はお小遣いサイトと年金ですね。(障害年金は)2級です。」