「いちばん辛かったのは、やはり病気になった時の何がなんだか分からなくなってしまった時。ほんとに寝たきり状態の時に友達から言われたのですけど、私はそんな気はなかったのですけど、ほんとにもう死んでしまうのではないかという雰囲気がすごかったらしいのですよね。
体重も37キロぐらいまで落ちてしまって、もうガリガリになって。それでフラフラフラフラしていて、『お願いだからご飯食べてぇ』とか言われていて。その時も辛かったし。あと病院(入院)ですね。」
「初めに統合失調症と診断された時とか、自分が精神病なんだということが分かった時はめちゃくちゃショックだったのですけど、障害者手帳をもらって、国からの支援をいただいているとか、そういうふうになってからは、『ああ、私は障害者なんだな』ということは分かったのです。でも、できるだけ障害者という(ことを)盾にしないで、できることは健常者らしくわきまえると言うのですかね。健常者の時と障害者の時のポイントというのを分けて、それで受け止める時は受け止める。で、健常者を強調したい時は頑張って、そっちのほうに移行するみたいな……。
音楽をやっていて、病気の人というのはたくさんいらっしゃるので、やはり、今やっている音楽で、結構うつ病とかの方が外人で多いのですよね。英語であまり病名が読めないのですけど、たぶん、うつ病とか、そういう感じですね。あと結構面白いのが、私のやっているジャンルの音楽の方って、バンドのタイトルとか曲のタイトルとかに【統合失調症】の名前を入れることがすごく多いのですよね。
(私の音楽は)ヘビーメタルなのですけど、ヘビーメタルハードコアとかそんな感じなのですが、まあうるさい音楽ですね、基本的に。メロディーが、ある時もあるのですけど、私は歌えないので作らないですね。ほんと、叫んでいるだけみたいな……。」
「やはり音楽と、人づきあいですね。音楽とゲームの方々、みんなが応援してくださる、それがいちばんのモチベーションにつながるし、自分の生きる生きがいになっていますね。
あまり友達はいないのですけど、音源とかを公開していたり、私、手が不自由なのですけどゲーム頑張っているのですよね。弱いのですけど、弱いながらというか、手が不自由で、今、私がやっているゲームの世界には、いないのですよね、(そういう)人が、まったく。
で、いろんなゲームを試したのですけど、手が震えてしまって全然操作ができなくて。私、基本的にパソコンでやっているのですけど、マウスがもうプルプルしてしまってできなくて。そしたらいろんな人から頑張れといって『応援してるよ』みたいな感じで、ゲーム界隈の人からも応援していただいて。音楽とかも、有名なバンドの方から、『応援してるよ』とか。
やはりそういうことを言っていただいて、自分の気持ちが、それで安定しているなぁみたいことはありますね。辛いこととかがあっても、そういう方々が応援してくださると、やはり顔が見えない相手でも、『あぁ、私ってやっぱりみんなから応援されてんだぁ』と思って、頑張るモチベーションとかにつながりますね。」