統合失調症と向き合う

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丸子慎平さん
丸子慎平さん
(まるこ しんぺい)
1970年(昭和45年)生まれの47歳(収録時)。20代後半、アメリカの大学に留学中に発症し入院。その後、日本に戻り、精神科を受診する。現在は就労継続支援B型事業所でさまざまな業務に携わっている。
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8就労について
Q.近い将来において就労を考えていますか

「難しいですけどね。バリバリはちょっと無理かもしれないですけど……。まあ事業所の工賃がちゃんと普通に持ち上がればいいなと思いますけどね。どうすればいいですかね。障害当事者の課題でありますね、全国的にも。」

Q.精神障害をお持ちの方が就労できるために重要だと思うことは?

「そうですね、やはり自分のことをよく理解するということですね。その上で周囲のこともよく理解するということ。

うちの事業所のいいところは、福祉系、作業療法系、看護系の講義を通して、自分達の障害とか病気を学生にどうやって伝えていくかということをやっていますので、そこでみんなが理解して、整理することによって、自分というものを理解する。で、生活の工夫をしていく。それが仕事として成り立っているので、そこは大きいのではないかなと思いますね。

理想論かもしれないですけど、ありのままというか、何て言うのですか、あまり飾らないとか、そういうことでどうにか収益を上げられないかというのは、(事業所として)挑戦すべきところかなと思いますね。」

Q.今後の希望などがあれば教えてください

「そこ(経済面)はまあ現実的にはそうですし、先ほど旅行も好きだったということなので、事業所のみんなとかデイケアの友達と旅行とかに行ける身分というか、そういう状況になったら幸せかなと思います。」

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