がんと向き合う

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●大腸がんの標準的治療
大腸がんの治療方針

図3-1
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大腸がんの治療には 内視鏡治療手術治療抗がん剤治療放射線治療があります。大腸がんの治療に関しては、『大腸がん治療ガイドライン』というものがあり、ステージによってそれぞれの標準的治療が決まっています(右図)。最終的には、患者さんのステージと身体の状態を総合的に判断して、患者さんと先生側で相談して治療方針を決めることになります。

図3-2
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内視鏡治療が行われるのは、がんが粘膜ないしは粘膜下層の浅いところまで浸潤しているもので、がんの大きさがだいたい2cmぐらいまでのものです(右図)。内視鏡によって一度に切り取れる大きさが約2cmまでなので、だいたい2cmまでのものと『ガイドライン』では決められています。

図3-3
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がんが粘膜下層の深くまで浸潤すると、リンパ管や血管などに入り込むようになります(右図)。がんがリンパ管に入るとリンパ節に転移する可能性が出てきますので、粘膜下層深くよりも浸潤しているがんに対しては手術を行います。手術では、がんのある腸管だけを切り取るのではなく、転移している可能性のある範囲のリンパ節も切り取ってしまいます。

図3-4
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ステージ4とは、肝臓や肺、または腹膜などに転移しているもので、がんの広がり具合によって治療法はさまざまです(右図)。手術だけで終わるものや、手術に加えて抗がん剤治療や放射線治療をしなくてはいけないものまで、さまざまな治療法があります。

いずれにしろ、がんの広がりをしっかりと治療前に調べて、がんの広がりに応じた治療法を選ぶことが大切です。

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