がんと向き合う

大腸がん 小腸がん 肺がん 膵臓がん 乳がん 子宮頸がん 卵巣がん 緩和ケア +plus イベント おしらせ
末沢 洋さん
末沢 洋さん
(すえさわ・ひろし)
1949年、東京下町生まれ。2001年10月、大腸がんと診断され内視鏡手術を受ける。2004年1月、大腸がんが再発し外科手術を受ける。その後、抗がん剤治療を続け、痛みは医療用麻薬などでコントロールしている。
movieImage
2術後の治療

「(2004年の手術後の)治療は、定期的にほとんどの大腸がんの抗がん剤をやってきたという感じです。外来で5-FUをしたり、FOLFIRI、FOLFOX、それから内服薬TS-1とか、UFTだとか。いまは、今年4月から認可になったアバスチンもやっています。大腸がんの抗がん剤と称されるものはほとんどして、一応延命しているのだろうと思います。

結局こういうふうになったので、僕も勉強しましたよね。医者に比べたら全くその微々たる勉強なのだと思うけど、本を読んだりした部分と、先生の多くの知識とをあわせて、それで納得したかたちで『こうやってくれ』と。そのなかでも要するに副作用がやってみないとわからないじゃないですか。結構(副作用が)辛い治療もありましたけど、一応お互いにやりとりしながら治療をしてきたということですかね。」

Q. 治療に関する情報はどこから得たましたか?

「主として本です。それから、ネットで調べていました。もちろんその背後には先生の声があるわけです。それで『あぁ(先生が)こんなこと言ってたな』という感じでした。

痛まない人生であったほうがいいわけじゃないですか。やはり積極的にいろんな情報を知り得て、自分の中で消化して、『じゃあ(このくすりを)使ってみるか』と。使ってみるかと言っても自分で使えない部分もあるでしょうけど。先生と話をするときの参考にするというスタンスで僕はやってきましたから。それは別にくすりの件ばかりじゃなくて、そういうような生き方でしたからね、僕の場合は。」