がんと向き合う

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佐々木佐久子さん
佐々木佐久子さん
(ささき・さくこ)
がん体験者の会「とま〜れ」代表
2000年4月に大腸がんの手術を受ける。その後 「広島・ホスピスケアをすすめる会」に参加、がん経験者の会「にじの会」を設立。2007年4月、がん体験者の会「とま〜れ」を設立。この間、家族や親族もがんに罹患し、支えあうことの大切さと大変さを体験する。
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4術後の食事

「術後に、抗がん剤5FU(点滴)で治療いたしました。やはり抗がん剤を投与されたあとは、食欲がなくご飯が食べられなくなり、『これいつまで続くんだろう』とは感じました。(病院の食事は)出された物をほとんど返してしまっていたので、やはり気になさったのだと思います。栄養士さんが来られて、『どんなものなら食べられるかしら?』と一生懸命、親身になって相談にのってくださり、いろんなものを作ってくださったので、とても助かりました。(そのとき食べやすかったのは)実は、お素麺なのです。お粥とかいろいろ作っていただいたのですが、喉を通らなかったのです。お素麺だけは喉を通って、とってもおいしかったのですね。それ以来お素麺、大好きです。

私は海草とかが大好きなのですが、海草とか根菜類は、丸のままだととても詰まりやすいらしいので、それを細かく砕くとかすりおろすとか、そういう形で食べたほうがいいというアドバイスをいただいて、そういう固まりの物は食べないようにしています。

やはり腸の病気だったものですから、『もう元の生活に戻っていいよ』と先生に言ってもらったとしても、『元の生活でこんな病気になったんだから、あのままの生活はいいわけない』というのがとてもありまして、『だったらどうしたらいいんだろう』というのでやはり『体験者の方にお話をお聞きしたいな』というのがありました。」