「個室にいたのですが、周囲にもたまたま同じ病気の方がおられなくて、『皆さんどういうふうに過ごしておられるのかしら、これからどうしたらいいのかしら』という不安は抱えておりました。

退院してから半年後に、数名の仲間と作った患者会がその不安を満足させてもらえるところだったと思います。私たちの会はすべてのがんの方、いろいろな病期の方が来られる会ですから、治療について『これ』というのがひとつじゃないのですね。究極的には皆さんがんになっても、『どのように自分らしく生きていくか』というところにあるような気がします。私自身がそうであったように、先輩がどう日々生活しておられるかというところをお聞きしながら、自分も『あのようにして日々過ごせばいいのかな・・・』と。結局、（患者会は）病気になった不安をどこで解消するかという場所になっているのではないかというふうに思っています。同じ体験をされている方がたくさんおられまして、『お散歩がいいよ』とか『腹筋を鍛えたらいいよ』とか、あと『食事はこのように気をつけたらいいよ』といういろいろなアドバイスをいただき、いまもいろいろいただいているのですが、そういう普段の生活面ではとても助かっています。」

「やはり患者会の皆さんかなと思います。皆さんからパワーを本当にいただいて、それが私の支えになっているような気がします。私がいちばん患者会が大好きで、『とま?れ』が大好きで、そこにいちばん頼っているのは私じゃないかなという気がいたします。」