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「皆、周りがいい方が多いので、周りに助けられているかな。あと家族も皆、前向きに考えてくれているし、病気のことをあまり『大丈夫？大丈夫？』とも言わない感じが私にとってはいいのです。あまり言われるよりも、放っておいてもらっているほうが気が楽。そんな生活なので、ほとんど前と変わらないのですよ。」

「腸なので（便秘にならないように）お水を飲むようにしています。海洋深層水を取っていて、お茶とかよりもお水を飲みます。会社に行くときもペットボトルにこのお水を入れて持って行って飲んでいます。なるべく水分を摂るようにしているのと、あと食べ物では、繊維質の多いものや野菜を前よりは食べるように心がけています。そうすると、家族も皆食べるようになるから、それは少し変わりました。あとはそんなに変わらないです。

やはり毎日排便をきちんとするのがいちばんなので、とにかく薬に頼らず今までやってきたのですが、今の薬（抗がん剤）になってからだいぶ便が固くなったので、先生に相談すると『この薬のせいだね』と言ってくれて、酸化マグネシウムという便を柔らかくする薬をこの間はじめていただきました。今までそういう薬を飲まずにやってきたので、『なかなかそういうのもすごいよ』と先生は言っていました。」

「私は肝転移だったので、もうお酒は飲めないと思っていたのですが、大丈夫でした。肝臓の機能はよいので、『（飲んでも）大丈夫よ』と先生に言われて。喜んじゃいました。

肝硬変とか、肝臓の機能が弱い方とか、肝炎とか、何かある方がもし肝臓にがんができたら、それによって手術ができないなど、肝臓はいろいろあるらしいのです。先生のお話だと、私の場合は健康な肝臓にがんができたから、そのがんを取り除けば肝臓はまたちゃんと増えて戻るということです。だから私も、肝臓を1/3切ったら1ヵ月ちょっとでもうその分が増えていました。肝臓ってすごいですね。それでビールもOKということで飲んでいます。」

「私はすごくよく眠れる人で、入院していても平気で眠れます。眠れない方って結構いるのですよね。いつも皆、眠剤（睡眠導入剤）をもらって飲んでいます。私は病院でも平気でぐっすり寝るのですが、看護師さんが『万が一眠れないと困るから、手術の前日だけ飲もうね』と言うので、手術の前日だけ飲みました。あとは全然飲んだことがないです。家でもすぐに眠ってしまうし。結構遅くまで起きていますけれど、朝はだいたい6時には自然と元気に起きています。

昼寝をすると何か体調が悪くなってしまうのです。だから昼間ひっくり返って、本を見たりはするけれど、昼寝ができない。昼間は眠れないのね。だからきっと（夜は）ぐっすり寝ているのでしょうね。熟睡。だから夜眠れなかったとか、そういう悩みがないですね。」

「あとはとにかくお風呂。体を温める、血行をよくすることがすごくいいらしいので、朝晩、仕事に行く前も必ず朝入ります。前から好きで、朝お風呂に入っていたのです。いつも朝必ずゆっくり温まって、帰って来てからも入るので、1日2回入っています。体を温めたほうがよいので、お風呂はいいらしいです。

だから体が温まることはいいみたいです。冬は特に血行が悪くなってしまうので、必ず気をつけています。」

「今年の3月から、糖尿病のお薬を飲むようになってすごく楽になりました。それまではいつも血糖値のことを考えていたので、今はすごく楽です。今日も午前中に糖尿病の病院に行ってきたのですけど、『すごくいい感じに落ち着いていますよ』と言われました。月に1回行っています。

甘いものは、ここのところ少し食べるようになったけれど、ほとんど食べないです。糖尿病があるので食べないのと、もともとあまり間食をしない人だから。ビールを飲むので、ビールは糖尿病の敵ですからね。（糖尿病の薬を飲んで）ちょっと楽になったかなと思っています。」