3手術
●病院の選択について
「5月の末に受診して、その翌日、6月の第1週目ぐらいが検査入院で、それから1週間後ぐらいの(が)手術のための入院でした。
お医者様からの説明、診断を、(息子、娘と一緒に)受けた時点で、かなり事務的に、『進行性のがんがあるので、それを取ります。そのためには手術が必要だから、手術の日程はいつにしますか』みたいなところからずーっと進んでいきましたので。そのときに、人工肛門になります(と)。
『手術の日程どうしますか、承諾書にサインしてください、何してください』という話がきたときに、息子が(から)、『お母さん、ここで署名したらその通りになるんやで。それでもいいの?』と言われたんですけど、いいのも悪いのも…。
セカンドオピニオン、そういう言葉自体は知っていたんですけれども、知り合いのお医者様がいるわけでもないし、その病気に対して、この人が権威ということを知っているわけでもない。違う病院に行って、また初めから同じ検査を受けて(るのは苦痛でした)。もう選択肢が他になかったというか、どこの病院へ行っても同じかなって。
直腸がんと言われる前に、45歳ぐらいのときに、子宮筋腫で手術を受けたんです。『手術をして子宮を取ってしまったほうがいいですよ』とか、『いや、このままおいておいても年齢的にもう大丈夫ですよ』とか、そういうようなお話があったりするので、手術をするかしないかで、(病院を)3箇所回ったのですけども、結果的には、するしないは、自分の判断。だから、他の病院に行っても、同じような診断結果が出るんだろうなというのはありました。よほどのことがない限り、違う診断は出ないだろうみたいな…。」