がんと向き合う

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佐藤千津子 さん
(さとう・ちづこ)
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小腸がん体験者。1971年生まれ。盛岡で服飾の事業、家事、育児をこなすなか、2005年(34歳)に出張先で異様な血便を経験。地元で検査をするも何も見つからず、2007年に専用内視鏡で小腸(空腸)に腫瘍が見つかる。手術後、抗がん剤により延命中、滋賀で腹膜播種専門医の手術を受け、命をつないでもらう。人工肛門を2つ造設。ワクチン療法等を受け、現在も抗がん剤を服薬中。朝晩の瞑想を日課とする。ブログ:千の道
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2当時の生活

「27歳で服飾のお店を出して、その仕事自体が夢だったので、多少の疲れも全然苦に思わず飛び回っていたというのが本当のところです。仕事が終わって帰ってきて、他のことは何もできずバタンということではなく、ちゃんと家事もしていたので体力的には大丈夫だったのですが、ただなんとなく疲れがとれないとは思っていました。

煙草とお酒も多く飲んでいました。お酒は通常の女性の方よりとても多かったと思います。出張先のアパレルメーカーさんの方々と飲む機会も非常に多かったですし、海外出張も多かったので、旅先での食事も、お肉やお酒が多かったりすることはありました。

何よりも、睡眠不足が多かったと思います。仕事で疲れているうえにお酒を飲んで、さらに睡眠が少ないという状況がずっと続いていました。」

Q.お酒は強かったのですか?

「負けずに飲んでいました。そして好きでしたね。いやいや飲んでいるのではなくて、もう率先して飲むという感じでした。仕事もすごくがんばっていたので、仕事が終わってからのお酒はとてもおいしく感じていましたし、本当に楽しく飲んでいたという感じです。お休みのときも、お家で晩酌して缶ビールを4〜5本飲んだりすることはざらにしていました。」