統合失調症と向き合う

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小川奈穂子さん
小川奈穂子さん
(おがわ なおこ)
38歳。10代後半から症状が発現。3回の入院を体験し、現在は月に1回受診。デイケア・ナイトケアを活用しながら安定した生活を送っている。週1回、地域活動支援センターに勤務し障害者を支援している。介護ヘルパー2級の資格を持ち、精神保健福祉士の資格を取るためにゆっくりと準備中。
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15ご家族の方へのメッセージ

「病気と言ってもいろいろな症状があるので、統合失調症の中でもいろいろな状態の人がいると思うんですけど、なんでうちの子はダメなんだろうとか思わないでほしい、というか、そういうふうに比べないでほしい…。同じ統合失調症なのに何々さんちはあんなに良くて、うちはまだこれなのよぉとか、そういうのはなしにしてほしいというか。

あと、逆にお母さんとかお父さんとかが病気のことに縛られちゃっていて、自分のことをあんまりされていなかったりすると、それが逆に、当事者にはすごくプレッシャーになっちゃったりすることがあって。自分が病気だから、お父さん、お母さんが自分のことを心配してくれているんだっていうのは分かるんだけれど、あまりにもいろいろやりすぎちゃったりすると、かえって(当事者は)動けなくなっちゃったりとか、気持ち的にも落ちちゃったりするので。うちの母も最初はそういう感じだったんですけど、途中からパート(に)行き始めちゃって。そしたら、それも良かったのかなと思って。母は母で自分のやることを見つけてくれて、そういうのがすごく良かったかなって思ったりするんですけど。」

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