統合失調症と向き合う

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辰村泰治さん
辰村泰治さん
(たつむら やすはる)
1937年生まれ。2011年6月で74歳。大学生時代に発症。数回の入院、そして最後は22年間の長期入院生活を経験し、11年前に退院。現在は、社会福祉施設の運営するグループホームに住まい、いくつかの仕事にも従事している。音楽鑑賞と読書を楽しむ毎日を送っている。著書に『辰村泰治の七十年』(やどかり出版)がある。
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7社会福祉サービスについて
Q.社会福祉サービスについての情報はありましたか

「知らないです。あのね、日本で社会保障というのは、生活保護費だけだと思っていたんです。福祉施設などというものを全然知らなかった。私が最初に入院した頃はなかったですからね、そんなもの全然。昭和34年頃ですか。『やどかりの里』ができたのは昭和45年ですよね。

それで、同じ病院にいた患者が退院してから患者同士でつき合っちゃいけないとか、先生がね。それから患者同士で結婚しちゃいけないとか恋愛してはいけないとか、そういう時代でしたから。でも、こっそり、男の友達もいましたけどね、2〜3人。退院してから、一緒にお茶飲みに行ったりしたことはあります。」

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