統合失調症と向き合う

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辰村泰治さん
辰村泰治さん
(たつむら やすはる)
1937年生まれ。2011年6月で74歳。大学生時代に発症。数回の入院、そして最後は22年間の長期入院生活を経験し、11年前に退院。現在は、社会福祉施設の運営するグループホームに住まい、いくつかの仕事にも従事している。音楽鑑賞と読書を楽しむ毎日を送っている。著書に『辰村泰治の七十年』(やどかり出版)がある。
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10楽しみ
Q.今の楽しみは何ですか

「私、昔から本を読むのが好きで。それは病院の中でも、1万円もらって本屋に行って本を買ってきて読んでいましたけど。最近は週刊誌が多いんですけどね。

それから、音楽が好きなんです。音楽は、高校時代までクラシックが好きだったんですけども、今は、精神(科)病院で覚えた演歌も大好きになりまして。そういうCDが100円ショップに行くと売っているんですよね。それから、11年間ほど『やどかりの里』でお世話になるようになってから、ラジカセで深夜放送の懐メロをいっぱい録音したんです。押し入れの半分ぐらいね、そういうのがいっぱいありまして、好きな時にそれを出してきて聴いたり…。

それと、弁当屋での仕事が、若い人と一緒に働けるので、頭のほうはだんだん自信がなくなってきましたけど、体力的にはね、お陰様で、かなり重いものも持てるし、若い人よりもなんかお陰様で元気になったような感じ。」

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