統合失調症と向き合う

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小沢亜季さん
小沢亜季さん
(おざわ あき)
1976年(昭和51年)生まれ、36歳(収録時)。20代前半に眠れない、食べられないなどの症状が出たことで心療内科を受診するが、症状が悪化し、3年後に精神科を受診。発症前には夫が自死するという体験がある。現在は再婚し、収録直前、障害をオープンにして一般企業で1日4時間週5日の仕事に就いた。
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5現在の治療について
Q.現在の通院期間は?

「今は、ちょっと多いのですが、週2日行っています。

結局、仕事を変わる上で、ちょっとストレスが過多にかかったところもありました。それと(2013年)4月から、今までお世話していただいていた保健師さんが変わられて、その(次に変わられた)方と何度かお話したんですけど、ちょっと自分と合わないということに気付いたというか…。

今まで何か相談事があると、先生に半分、地域の医療のことに関して分かってくださる方に半分ぐらいの比重でお話していたのですが、結局その地域のほう(保健師など)へ今かかれない状態になってしまっているので、どうしても主治医の先生を頼ることが多くなっています。(主治医は)カウンセリングみたいなことが主ですね。」

Q.現在、服用している薬について教えてください

「メインはセロクエルで、あと副作用止めのタスモリンと、寝る時に飲むハルシオンがメインの薬になっています。

セロクエルは、最初400mg処方されたのですが、回復してくるにつれて、だんだん副作用のほうが大きくなったために、今、セロクエルを半分の200mgに減量していただいて服用しているんですけど、特に問題なく、副作用のほうも特別大きなことはないです。

リストカットしたいという気持ちは、時々出たりするのですが、それを実行しないということを、もう自分の中で最優先に考えているので、最初にかかった時のようなことはないです。」

セロクエル(フマル酸クエチアピン):非定型抗精神病薬
タスモリン(ビペリデン):抗パーキンソン病薬
ハルシオン(トリアゾラム):睡眠導入剤

Q.利用している福祉サービスはありますか

「今、福祉サービスは利用していないです。以前、就労継続支援A型(事業所)で2年半ほど働いていました。」

就労継続支援(A型)事業所:一般企業等での就労が困難な人に、働く場を提供するとともに、知識および能力の向上のために必要な訓練を行う事業所で、A型とB型があり、A型は雇用型(雇用契約を交わす)、B型は非雇用型(雇用契約を交わさない)事業所のこと。
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