統合失調症と向き合う

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小沢亜季さん
小沢亜季さん
(おざわ あき)
1976年(昭和51年)生まれ、36歳(収録時)。20代前半に眠れない、食べられないなどの症状が出たことで心療内科を受診するが、症状が悪化し、3年後に精神科を受診。発症前には夫が自死するという体験がある。現在は再婚し、収録直前、障害をオープンにして一般企業で1日4時間週5日の仕事に就いた。
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13偏見や差別について
Q.精神障害に対して差別や偏見を感じたことはありますか

「いちばん大きく受けたのは、A型の作業所(事業所)に通う時に、結局、精神障害者だから一般の企業への就労が難しいと言われた時に、初めてそこで、障害者の壁というのと、身体障害者と知的障害者と精神障害者の中では、やっぱり精神(障害)というのは、体の状態で見えない分、分かってもらいにくい。それと、病状が変わることが多いので、相手の企業にもやっぱり受け入れられないんだという偏見というか…、それは感じました。

せっかく障害者の支援法ができて、3障害(身体・知的・精神)が、全部同じようにと唱えられてから数年経ちますけど、やっぱり、3障害それぞれ、長所・短所があるのかなというのは今でも思います。」

Q.精神障害に対する差別や偏見を払拭するために必要なことは?

「まだまだ同じ精神疾患で通院している仲間の中でも、私もそうですけど、やっぱり当事者同士が集まって、何か1つのことをやっていくということが、地域ではない。病院が主体になることが、今、多くて、地域で何か声を上げるということがない。病院はやっぱりちょっと特殊な世界というか別の所なので、なるべく地域のところで、声を上げていかれたらいいなと思います。」

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