「ちょっと被害妄想が強くて、どうしても自分が寝られないのを母親のせいにするというか、母親が僕を起こすと。実際は、全然、そんなことはなくて(僕を)起こしていないのですけど。1日30分、1時間か30分か寝むれればいいほうかな。それが3〜4日続いて、ワーっとなって、母親に暴力を振るって…。
で、僕自身も、やっちゃいけないことをやっていると分かっていたので。その時は、すでに病院に通っていたのですけど、ま、病識もないというか、病気やと認めたくないから、医者から処方された薬を飲んでいないのですね。で、診断名というか病名もついていなかったと思うのですけど。
で、安定剤も飲まなくて。暴力を振るった瞬間に、『あ、これはもう、ちょっと自分でもおかしなことをしてるなあ』と思ったので、『警察に電話してくれ』と、病院の診察券を出して、『病院にも電話してくれ』と母親に言いました。で、警察が来て、そのまま病院のほうに、夜中の何時頃だったかちょっと憶えていないですけど、夜中、病院に行きました。
その時、当直だった先生が『ちょっと疲れているようだから、入院して生活のリズムを整えますか?』と言われて、『あ、入院したいです』と自分から『寝かしてほしい。ちょっと閉じ込めて独りにしてほしい』と言って、同意書にサインをしたのを憶えています。
(入院は)同じ病院に。もともと、最初に母親が連れて来たのもここだったんですね。(入院は)1回ですね。(入院期間は)2か月かな。」
「主に、自分に合う薬はどれか。たぶん主治医も探してたんやと思うのです、僕の症状に合う薬を。で、薬の量とかを調整するためにたぶん入院したんやと思うのですけど。最初は、処方されたのですけど飲んでいなかったので。入院した当初は、薬を飲んで高熱が出て、ずっとベッドで横になって、氷枕で横になったりして。だから体が薬に慣れるまで、症状が治まるのを待つという感じでしたね。
2か月入院して、まだ、1種類ぐらい、今飲んでいる薬よりもちょっと多かった。その薬がどうしても、副作用で食欲を増進させてしまうという薬で、結構、間食をすごく摂ってしまって、ちょっと太ってきたので、その当時の主治医の先生に、『ちょっと食欲が止まらないんです』と言ったら、じゃあこの安定剤をちょっと止めてみましょうかとなって、それから安定剤が1種類になりました。
(それまで)2種類飲んでいましたね。食欲が止まらないなあと感じたのはジプレキサという薬です。もう1つはロナセンですね。」
ジプレキサ(オランザピン):非定型抗精神病薬
ロナセン(ブロナンセリン):非定型抗精神病薬
それと、仕事の都合上、どうしてもトイレに行く回数を減らしたくて。ドライバーの横に、ずっと乗っているわけなのですけど、やっぱり、ま、ドライバーさんもトイレ休憩をとってくれるのですけど、元々おしっこは近いという体質で、薬の副作用ではないかもしれないのですけど、バップフォーという薬も飲んでいます。頻尿対策の薬なのですけど。最近、主治医に、たまたま住宅街を走る機会がありまして、トイレがほとんどないというコースを走ることになった時に、ちょっとトイレに困ったので、相談して、処方してもらうようにしました。」
レンドルミン(ブロチゾラム):睡眠導入剤
バップフォー(プロピベリン塩酸塩):抗コリン薬に分類される頻尿・尿失禁治療薬
「そうですね、朝もちゃんと決まった時間に起きられるし、だいたい夜も決まった時間に寝られるし、安定していますね。全然症状が出ないですね。薬もちゃんと飲み続けられているし…。」