統合失調症と向き合う

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A.T.さん
P.6000さん
(ぴー・どっと・ろくせん~匿名希望)
1980年生まれ、33歳(収録当時)。高校3年生(18歳)の時に発症し、精神科クリニックを受診する。その後、精神科病院に転院し、現在も同じ病院に通院中。入院経験は2回。偶数月に2回通院している。現在は、作業所など社会資源を活用しながら、リカバリーの魅力を伝える活動も行っている。週2回、クレープ屋でアルバイトに従事、目標は作家になること。両親、弟と同居。
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1現在の生活について
Q.現在の普段の生活を教えてください

「朝6時ぐらいには起きるのですけども、エンジンがかかるのは、だいたい10時頃です。それから夕方の5時ぐらいまではだいたい家にいます。夜寝るのは、(午後)10時頃ですね。10時か、ああ、でもラジオを聴くので、どうしても深夜になりますね。J-WAVE(関東圏のラジオ局)とかを聴いています。

普段の生活は、毎日、活動していますけども。まず、作家を目指していたりするのですけども、図書館へ行ったりだとか、メインにやっていることは、自宅で文学書への投書ですね。毎月締め切りがあるのですが、それに向けて、自宅なり、就労継続(支援)B型という作業所へ行ったりして、そちらで文書作成をしたり印刷をしたり、名刺も印刷したりします。

月曜日は、『多摩草むらの会 夢像』という作業所へ通っています。そちらでは、主に文書作成だとか印刷をしたりとか、会員のみんなと談話をしたりとかしています。火曜日は、11時から14時までクレープ屋『アン』という(所で)、アルバイトをしています。14時以降は、主に卓球サークルへ通ったりとか、八王子の『ほっとスペース八王子(精神障害者共同作業所)』という作業所へ交替で向かったりします。

水曜日はフルタイムで11時~19時までクレープ屋『アン』で仕事、アルバイトをしています。木曜日は、『多摩草むらの会 夢像』へ行ったり、あとは通院だとか、午前中空いているので自宅で執筆をしたりとかですね。金曜日も『多摩草むらの会 夢像』へ行ったり、あとは就労継続(支援)B型の作業所へ、3軒掛け持ちしているのですけども、いろんなところへ行っています。

そうでした、『多摩草むらの会 (布や)夢うさぎ』というところで洋裁のミシンをしたり裁縫をやっています。その特技を活かしてですね、キャラバン隊で“リカバリー”という刺繍を入れたお手玉を作りました。全部でだいたい20個ぐらいできています、今。まだ、購買者はいらっしゃらないのですが、とにかく自分の技術を上げることが自分にとっての糧だと思いますので、習っています。

土日はリカバリーキャラバン隊で活動をしています。」

就労継続支援事業所:一般企業等での就労が困難な人に、働く場を提供するとともに、知識および能力の向上のために必要な訓練を行う事業所で、A型とB型があり、A型は雇用型(雇用契約を交わす)、B型は非雇用型(雇用契約を交わさない)事業所のこと。

Q.一人暮らしをしたいと思ったことはありますか

「あります。ちょっと自宅が狭いもので、自分の物が多いのですけども、どうしても書類が多くなるので。夢はマイホームを持つことですが、グループホームなり都営住宅なり、シェアハウスだとか、そういったところで住居を探しています。これからなのですが、いろんな情報を集めたいなと思いまして、いろいろ活動をしています。」

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