統合失調症と向き合う

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A.T.さん
P.6000さん
(ぴー・どっと・ろくせん~匿名希望)
1980年生まれ、33歳(収録当時)。高校3年生(18歳)の時に発症し、精神科クリニックを受診する。その後、精神科病院に転院し、現在も同じ病院に通院中。入院経験は2回。偶数月に2回通院している。現在は、作業所など社会資源を活用しながら、リカバリーの魅力を伝える活動も行っている。週2回、クレープ屋でアルバイトに従事、目標は作家になること。両親、弟と同居。
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3入院について
Q.今までに入院した回数は?

「入院したのは2回になります。

もう1回は20代なのですが。そうだ2回目は、“9.11”ですね。当時、アメリカの同時多発テロの時にテレビに出ていて、映し出されていて、飛行機がツインビル(世界貿易センタービルの北棟・南棟)ですか、に激突した、あの歴史的な事件があったというのを認知して(いるので)、たぶん、あれは二十歳(はたち;実際は21歳)ですね。」

Q.2回目の入院の時に出た症状は?

「まあ、言動が訳が分からないというか、意味が伝わらないとか、自分の意思が薄弱だったり…。あとは、幻聴の一種かどうか分からないのですが、動物や人工音、例えばバイクの排気音だとかが人の声に聞こえて煩わしく聞こえるという症状ですね。それが出たので、3か月入院しました。」

Q.入院中に受けた治療法は?

「投薬と、カウンセリングというか問診ですね。症状は3か月経った頃には良くなり、通院できるような状態まで回復しました。」

Q.入院中、どのようなことを考えて過ごしましたか

「入院している時、そうですね。『食事まだかな』とか、あの看護婦さんきれいだなとか、女医さんいいなあとか。まあ、楽しみ方がなくて…。でも書庫とかあるので備え付けの。夏目漱石の小説『ぼっちゃん』があったり、誰かが寄贈してくれた本があるとか…。」

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