「18歳の秋頃でした。病気の原因になったのはいろいろあるのですが、高校3年の時の春に五月病になったというのがいちばん大きな要因ではないかと思っています。
“うつ”ですね。“うつ”というか憂鬱だったということで…。進路も、高校を卒業して大学に行くのかそれとも就職するのか、まだ決まっていない時期だったので。ほんとは考えなければいけない重要な時期だと思ったのですが、“うつ”になりました。
あとはノイローゼですね。ノイローゼになって、それから経過して “神経衰弱”という病名を受けましたね。それから現在の“統合失調症”になりました。
1つ残念なことがあって…。親友というか友だちが、喘息持ちだったので(すが)、それでたばこを吸っていたんですね。それで、入院して未成年だったものだからたばこは吸えないですね、入院していたとこ(ろ)で、友だちが。だから、たばこを吸えないものだからイライラして暴れたんでしょうけども。喘息持ちだったもので、薬を大量に処方されたらしくて血を吐いて死んでしまったんですよ。
その友人の死の印象もあって…。それが夏だった。高校3年の夏だったので、その秋に僕は神経衰弱になりましたね。(友人の死は)ショックでしたね。」
「初めはクリニックへ行っていたのですけども、精神科の、町の。ドグマチールという薬を処方してもらっていたのですが、その副作用で体が硬直して動けなかったのです。朝起きる時に、目が覚めると硬直して動けなくなったりとか、汗が大量に出たりとかしたので、『これはおかしいな』ということで、大病院へ向かいました。
病院を変わったというか、クリニックに行ったのが3か月ぐらいなので、それからすぐに(大病院を)受診しました。」
ドグマチール(スルピリド):抗精神病薬
「まず体重検査と血液検査ですね。あとは、3日入院しました。体内に溜まった薬剤を流し出すために3日入院しました。
3日というのは、母がどうしても昔の古い考え方なのですが、(精神科病院に)入院したら一生出られないというイメージが強かったので、母がやって来て3日で退院しました。3日後(からは)、通院しながら。現在もそうなのですが、通院しています。(それ以来)病院はずっと同じです。」