統合失調症と向き合う

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A.T.さん
P.6000さん
(ぴー・どっと・ろくせん~匿名希望)
1980年生まれ、33歳(収録当時)。高校3年生(18歳)の時に発症し、精神科クリニックを受診する。その後、精神科病院に転院し、現在も同じ病院に通院中。入院経験は2回。偶数月に2回通院している。現在は、作業所など社会資源を活用しながら、リカバリーの魅力を伝える活動も行っている。週2回、クレープ屋でアルバイトに従事、目標は作家になること。両親、弟と同居。
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8目標:作家になりたい
Q.作家になりたいと思ったきっかけを教えてください

「きっかけは、Windows 98というパソコン(ソフト)が出てきたんですよね、1998年に。その前に、僕、高校を卒業して、日記を書き出したんですね。なぜかと言いますと、父親が『僕を(が)どう思っているのか分からないから日記でも書け』と、手書きで。帳面を渡されたんですね。それがきっかけで、『じゃあ、ちょっと何でもいいから書いてみるか、取りあえず』と書いていたら楽しくなって…。Windows 98が出てきた時に(手書きから)パソコンに乗り換えて、それからだんだん日記から、まあ、エッセイであれば、小説まではいきませんけど、プロットを書いたりしていました。

その決定打というか、印象に残っていたことがあったのですが。2、3年前だったかな。父親が(に)『これでも読め』と言われて、クリスマスの日に出された(渡された)本があるんですね。それは『作家(小説家)になるには』というペリカン社という学術文庫かなにか分からないのですが、それを渡されて。『あ、お父さんは僕のことを思ってくれていたんだな』と思って、その本をしっかり肌身離さず、毎晩毎晩、読みましたね。

うれしかったですね。『僕のことを思ってくれていたんだ、ずっと』と思って。それでその『作家(小説家)になるには』という本の中に、1ページ目に朝日カルチャーセンターという文章講座があったんですね。それで、あ、こういうのがあるのか、ちょっと行ってみようと思って朝日カルチャーセンターに行き出したんです。3年前なのですが。なかなか自分と合うような講師の方がいらっしゃらずにいろいろ転々としていたのですけども。講師の方を3回ぐらい変えましたね。

何かいいことがあるかなと思って続けていました。今は休学中なのですが。今度は、公募ガイドが出しているウエブ上のサイトがあるのですが、そこで、講師の方に添削していただける講座があって、どっちにしようかなと考えている最中です。」

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