統合失調症と向き合う

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山﨑勝弘さん
山﨑 勝弘さん
(やまざき かつひろ)
40代(収録時)。高校生2年生の時に女性関係で不眠となり、内科を受診する。高校卒業後、自衛隊に入隊するが、症状が悪化し、精神科を受診。自分の病気が統合失調症と分かったのは22歳の時。その後、自衛隊を退職していろいろな職業に就くが長く続かず、現在は障害者の権利を守る活動に参画したり、東京都の精神保健福祉士の初任者研修で講師をしたり、研究施設で研究の手伝いなどをしている。同じ病を持つ妻と二人暮らし。結婚を機に生活保護からの脱却を目指している。
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8いちばん辛かった時
Q.今まででいちばん辛かったのはいつですか

「辛かったこと……いえ、人生辛いことばかりじゃないですか?人間生きている以上、死ぬまで辛いのではないですかね。だから、よく、『あの時がいちばん辛かった』とか言うけど、たまにいいことがあるから生きていけるのではないかなと思います。

そうですね、強いてあげるならいちばん辛かったことは…、1つありましたね。筋肉注射されたことね。平成元年の入院の時ですね。筋肉注射された時、こんなに薬というのが体に染みこむのかと……。いや、だからヨレヨレになっちゃいますよ。立っていられないというか。(薬が抜けるのに)1日ぐらいかかりましたね。丸1日ね。それはやはり非常に辛いですよね。」

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