統合失調症と向き合う

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磯田 重行さん
磯田 重行さん
(いそだ しげゆき)
1969年生まれの46歳(取材時)。就職したばかりの24歳のときに発症し、精神科を受診する。27歳で再発し、32歳でピアスタッフとして働くまで家に引きこもる。40歳の時に現在の多機能事業所に勤務しはじめ、施設長として利用者のサポートをしている。ピアスタッフ協会ほか、いろいろな会の立ち上げに関わり、現在も当事者として活動している。
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9コミュニケーションについて
Q.医療者とのコミュニケーションで分かってもらっていないという経験はありますか

「分かってもらえていないなというのは、たぶんあったと思うのですけど、途中、ある時期から、どちらが先か分かりませんけど、あまり期待しなくなったのですね、ドクターに対して。薬には期待しましたけど。変わる度に、『この薬は合うんじゃないか』と。ずっと新薬は全部飲みましたから、薬には期待しましたけど、ドクターのアドバイスに期待しなくなったことが良かったところかなぁと思ったりしますね。

自分でなんとかするというか…。きつい時は、あまり憶えていないけど、たぶん、待ちに待ってというか、『診察の時にあれ言おうこれ言おう』という思いがあったけど、そういうのが無くなって。ドクターは、もちろん薬とか、お話は聞いてくれるのだけど、それが解決策には、答えを出してくれないというところは、気づいたというか…。で、自分でなんとかしようと思ってからが、なんとかなってきたかなと思いますけど。」

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