「やはり人つながり。こういうご縁があって、こんな風にお話しさせていただいて。テレビ局が来るという私の被害妄想が、自分がこんなお話をしているということが実現したというか、自分の思いを言えるような方に出会えて、私は本当に、自分で自分にびっくりしているような感じなのです。」
「今は、団地で母と二人暮らしで、本当は家を建ててあげたいなあとか思ってはいるのですが、なかなか難しくて。ま、母との生活を楽しみ、作業所でみなさんと一緒に頑張って働くということですね。
あとは、パートナーがほしいなというのがありますね。私だけではなくて、作業所に来られている方みんないい方なのですけど、パートナーがいらっしゃらない方が本当に多くて。『どうしたらできるっちゃろねー』という話をするのですけど、『どうしてかねー』という話なのです。」
「やはり今のPSWの方がとても親身に話を聞いてくださる。で、先生とのお話の時間が本当に短いのです。誰でもそうなのですけど。だから、溜まった部分をきちんと聞いてくださって、先生にこうですよという形で伝えてくださるから。
私も、今、4週間に1回診察に行きますけど、先生とは本当に3分ぐらいです。入っていって、まあ、『どうですかぁ、大丈夫ですか、困ったことないですか、じゃ、お薬出しておきますね、はい』と、終わりなのですよね。で、そのあとに必ず30分から長くて1時間取ってくださる時は、PSWの方に、他の部分のこと、例えば仕事でちょっと困っているとか、人間関係でどうしたらいいかなというお話をします。すると自分が、『また4週間頑張ろう、入院せずに外来で頑張ろう。入院している方も出てこられるように頑張ろう』と、すごく思っています。
退院促進は、今はしていないわけではないですけど。『ぷらっと』(に勤務していた)の時に、所長とかがやっていましたが、今はちょっと……。でも病院からここに通ってくださったり、少しそういう新しい試みというのは……。まあ、ここ10年でやはり変わってきています。地域でどうやっていくかというようなことのチーム医療とかチーム福祉とかは、やはり今できあがってきているのではないかなあとは思っています。」