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「4年前にグループホームに入って3年経って、1年前に（専門）学校に入ったのですけれども、グループホーム入りたての頃は本当に、今と比べたら全然悪かったので、3年かけてすごく良くなったなと思うのです。

やはり世話人さんがすごく理解のある方で、（精神保健）福祉士などの資格を一切持っていないのに、すごく勉強されていて、本当に分かってくださる方で。その方といろいろお話をしている中で、すごくいろんな気づきがあったのですけど。その世話人さんも教えるというよりは、本当に関係ない話とかをしている中で、いろいろ気づかせてくださったので、世話人さんがいなかったら、こんなに早く良くなっていないかなということはあります。

薬をたくさん飲んでいた時は、すごく薬に、なにか対抗してというか、薬なんて効かないみたいな感じで、いっぱい飲んでいるのに全然効いてくれなくて。それが世話人さんとかと話をしているうちに、『薬をちゃんと飲んでしっかり治そう』と思うようになった。それで、薬が効くようになってきたので、同じ量でも、自分が治す気がないとあまり効かないし、自分が治すと思ってしっかり飲むと効くのかなぁと。睡眠薬とかもいっぱい飲んでいても、『絶対寝ない』とか思って、結構頑張っていたのですけど、『飲んでちゃんと寝るか』と思うようになったり……、そこがすごく変わりました。」

「いや、実はまだあって……。でも自分の中では納得がいっていて。薬を飲み始めてから幻聴は徐々に落ち着いて、取れたと思っていたのですけど、やはり学校の課題が結構自分にとって負担が重い（大きい）ので、それで課題のプレゼンテーションの直前とかに、『なんか悪口言われているんじゃないかな』と思うのですけど。

やはり幻聴で聞こえたのは、学校の帰りに、『あ、この子よく、なんかいる』みたいに言われたのですけど、『あ、お薬を飲む前もこんなことあったな』と思ってお医者さんに相談したら、お医者さんが『あ、それは幻聴じゃなくて、自分がそういう風に考えちゃった心の声だと思うよぉ、だから、前は幻聴だったけど今は幻聴とまではいかないと思うよ』と言われて安心しました。

あとは、やはり、嫌われているとまでは思わないのですけど、結構自分が病気だったりするので、みんなに迷惑をかけているのではないかなみたいな、申し訳ないという気持ちが、やはり……。学校とかで、元々分かる内容だったりしても自分がちょっと焦ったりして、頭の中がちょっと混乱してしまったりした時に、『あ、どうしよう、先生1回教えてくださったのに、もう1回聞かなきゃいけない』とか思うと、申し訳なくなってしまって。で、プレゼンの直前に、『ほんとすいません』という感じですごく泣いてしまって。しかも誕生日に泣いてしまったので、みんなが『ジュース買ってあげるよ、誕生日だから』みたいな感じで。で、先生も慣れているというか、いろんな子を見ているから全然動揺しなかった。

あと友達が、もう2年目なので、泣くのに慣れていて、『あ、まただ』という感じで……。それで、結構安心させてくれることを言ってくれるので。とにかく学校が温かいので、ちょっと自分が、症状が出そうになったり症状がちょっと出てしまったとしても、お医者さんにその話をすると、ま、薬も変えなくていいだろうし、このままで平気だよと言ってもらえるので、やはり自分が薬の増える状況にならないような環境なのかなと思いますね。」

「とにかく寝るようにしています。やはり最初に寝られなくなったところから病気になっているので、ちょっと悩んでしまったりしても、『ま、今日は寝よう』と思って。お医者さんに言われたのが、寝られなくても横になるだけで、疲れはだいぶ取れるから、とにかく横になってと言われたので。だけど最近は薬がよく効くので、薬を飲むと眠くなってしまうのです。でも、そのくらいで、あとはだいたい普通の人と同じように活動ができているかなと思います。

来年（2017年）の3月に（学校を）卒業なのですけど。でも自分は学校週5ですし、授業についていくので精一杯なので。みなさんバイトとかをしているクラスなのですけど、バイトもしていないし、就活もちょっとできないかなというのがあるので、とりあえずしっかり学校で身につけるものは身につけて、卒業したあとで今後のことは考えようかなと思っています。」