統合失調症と向き合う

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ちあきさん
ちあきさん
1971年生まれの44歳(収録時)。中学生の頃に兆候が出て、高校入学直後に引きこもりとなり、中退し、精神科を受診する。大検を取得し、通信制大学に入学。卒業後、就職するが長く続かず職を転々とする。現在は、週1~2回作業所や地域生活支援センターに通っている。通院は3週間に1回。現在は、グループホームで一人暮らし。
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2精神科受診の経緯
Q.何歳の時に、どのような症状が出たのでしょうか

「14歳か15歳ぐらいのあたりなのですけれども。受験のストレスからか、仏壇を延々と1時間以上拭きまくることが毎日始まりました。そのあと高校を合格した直後には虫が背中を這うような体感幻覚が出たり、朝起きられなくなってしまい、入学直後から引きこもりになりました。

一度、1年生を休学して、2年後にやり直すものの、半年後には再び引きこもりになってしまいまして、高校を中退しました。

その時初めて精神科のほうを受診したのですけれども。大きな総合病院で、割と(家から)近かったのでそこに母に連れられて行きました。行ったのですけども『なまけもの病』と(医師から)言われてしまって、1回きりで受診は終わりました。

(受診後は)体感幻覚自体はなくなったのですけれども、引きこもりとか、大声で叫んでしまったりとかを数時間、毎晩のようにしていた時もあります。」

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