「初めは、なかなか就職が決まらなくて。まあちょっと就職を斡旋してくれるような大学ではなかったので、よけいだったのですけど。やはりちょっと時期も悪かったので、というのは言い訳かもしれないのですが。
そうですねえ、やはり就職して、職を転々とするのですけど、だんだん仕事が選べなくなってくるわけですよ。で、状態も、仕事を選べる形態も選べなくなってきてという感じで、最後はもうほとんど不採用ばかりという感じでした。
いろいろやったのですけど。経理っぽい仕事もしたし、販売もしました。(入・退院後)は、できる状態ではなかったと思います。最初作業所に行った時は、働ける、いつか働けると思っていたのですけど、とうとうここまで来てしまいました。
やはりブランクというのは大きいみたいで、仕事に就く時に。精神保健福祉士(の資格)を取っている友達もいるのですけど、ブランクをどう言っていいか、病気を開示しても、なかなか言いづらい部分、あと分かってもらいづらい部分はあると思います。
やはり悩んでいる方はいるのではないかなあと思いますね。あと年を取ってくるとだんだん諦めムードにも私はなってしまいましたね。でも、諦めたくないという部分もありますけど。
精一杯ですね、毎日暮らすの(が)。いちばん悪かった時よりは、体力も体調も良くなってはきていますけども、やはりすぐ疲れてしまう。1日1個やるのが精一杯だったりするので、やはり健常者の方とは違うのかなとは思っています。そうですね、ただ先生の許可が降りるかも分からないので。『今は、やめたほうがいい』とは言われていますけど。
仕事に対しては何も(行動を)起こしていないですね。作業所に行くことが、ま、第一歩だと思っているので。今は内職の仕事です。部品を組み立てたり……。それでも1日2時間弱ですね。疲れますね。仕事自体に疲れるのもあるし、人間関係(に)、別に何を話しているわけではないのですけど、ただ行くだけで疲れてしまう。すべてを確認したくなるので、そういった辛さもありますし、あとまあ統合失調症の被害妄想的なところで、人間関係でよけいなことを考えて疲れてしまうということもあります。
でもやはり、できたらでいいのですけど、心がもっと落ち着いてきたら、お仕事はやってみたいかなあとは思っています。こういう経験をしてしまったのだから、福祉的な仕事はしたいです。ピアサポーターの勉強はしたのですけど、なかなかピアスタッフも難しいなって……、やっている知り合いとかもいるので思います。
でも、それはやはりわがままなのですけど、でもやはり人と関わりたい部分が、自分のどこかにありますね。だから今回も(ここに)出たわけで。やはり孤独は嫌なのですよ。いくら人が怖いといっても孤独は嫌なのですよ。だから人とつながりたい、だからこういう場にも出ていきたい。」
ピア(peer)とは対等とか仲間という意味