「通院先の病院としては、最初のクリニックがあって、アルコール依存の治療の病院があって、次に友達が紹介してくれた病院があって、で、自分の自身の働いていた病院に移って。で、関西に戻って奈良県の病院に。で、神戸に帰っても、神戸から奈良まで通っていたという時期があって。奈良の先生が、ある時に、神戸のほうでも診察している所があるからということを紹介していただいて、神戸のほうの病院に診察に行っていて。そこから、その先生が辞められて。

やはり、辞めた先というのは教えにくくて、『自分がこっちへ行くからこっちへ』というのは言わない。だから、自分で探したのですけど。その探した先に、通院していた所が唯一総合病院の中の精神科で、通っているうちに、（先生が）パソコンだけなのです。コミュニケーションがないのですよ。だから、『この先生に診てもらっていても自分のためにならないな』と思って、セカンドオピニオンを探していた先に、その当時はホームページを作っていて、だんだんだんだん良くなっていく過程の中で、僕自身の体験を活かして、『話を聞きますよ』というようなことも、し始めていた時期で。

その時にたまたま神戸より西のほうの方からメールがきて、そのメールの内容で、ある病院を知って、今の通院先になるのですけど。そこの病院を知らなかったのですよ。たまたま検索したら僕が診てもらっていた先生がそこにいたのです。唯一その先生だけが、僕が絵とか詩を書いていることに対して、『それは、笠原君の才能であったり、心を安定させるものにもつながるから続けていきなさい』と言ってくださった人で……。

先生がいたのが分かって、セカンドオピニオンで受けに行った時に、たまたまセカンドオピニオンの先生が誰になるか分からなかったけども、一応病院先には、『僕が今まで受けていた先生がおられて』ということは伝えていて。だけど、セカンドオピニオンで受けた時の先生が、その先生だった、元の。それで、やはり先生も、探して探してついてくるというのも、依存心というかそういうもので、ちょっと治療的にはならないということを感じる先生もおられるかと思うので、それは正直に先生に話したのですね。そしたら別に先生は、『いやこれも笠原君、縁だからね』と言っていただけて、それで病院を変わったというか。

まあ、先生（自分の働いていた病院の先生）に診察を受けた時に、人格障害と言われたのですと。だけど、最初受けた時は、統合失調症とつけられたのですね。それで治療という流れになっていたのですけど、その時に、『人格障害と言われて気になっていて』と言って、それで、心理検査をしてもらえて。で、心理検査をしたら、今よく言われている、大人の発達障害というかADHD注意欠陥多動症で。大人になったら、多動が劣勢になると言われていて。だから、注意欠陥障害というのを、その時に新しいというか診断名としては、ついたのですけど。」

「統合失調症系の治療によく用いられるものと、それも少なくなってきたかもしれないです。デパケン、セロクエル、ランドセン、サインバルタ、ストラテラですね。

減っていますね。まず眠剤は、今は、飲んでいないというか。（実家に）帰って来て奈良で入退院を繰り返している時も、眠れないです、眠剤をもらいます、まだ眠れないです、眠剤くださいと言ってもらいに行きます。（それが）もう頻回で。点滴で動けないというか点滴していたら（薬液が）なくなるまで動けないので、そんな状態までとか、眠剤を欠かせなかったのですけど、今はもう眠剤がなくても寝られるようになって。」

デパケンＲ（バルプロ酸ナトリウム）：気分安定薬、抗てんかん薬
セロクエル（フマル酸クエチアピン）：非定型抗精神病薬
ランドセン（クロナゼパム）：抗てんかん薬
サインバルタ（デュロキセチン塩酸塩）：抗うつ薬
ストラテラ（アトモキセチン塩酸塩）：選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤；注意欠陥／多動性障害（AD/HD）治療薬