「お腹が痛いという症状が最初出まして。はっきり何歳とは憶えていないのですけど中学3年生の時です。
学校に行けていない、まあ不登校の生徒だったので、(腹痛は)心からくるものではないかというのは両親がある程度分かっていたみたいなので、精神科を受診してみようということで行きました。
うーん……、テストだったり、大事な時になるとお腹が痛くなるということが、たびたび起きていましたので、まあ体のほうは悪くはないとはある程度自分でも分かっていましたし、両親も分かってくれていましたので、やはり精神的なものかなということで、診てもらったほうがいいかなと思いました。
不登校は、やはり人間関係がうまくいかなかったことだと思います。不登校はもうすでに小学生の時からありました。小学校の4年の後半から行けなくなりました。
遅刻して行くことで何とか中学生活はうまくいくという感じだったのですけど、変な目で見られているという感覚がどうしてもありまして。なんか自分の悪口を言っているのではないかとか、悪い目でジロジロ見ているのではないかというのが、中学生の、たぶん1、2年生の時にはすでにあったと思います。」
「同じ町内の、個人・開業の精神科の病院というかクリニックに受診しました。中学時代の先輩がそこに通っていることを両親が知っていましたので。あと他に知っている所もなかったので、そこに行くことになりました。
(自分への説明は)まったく無かったです。(両親への説明は)まあ、そこのところは聞いてみないので分からないですけど。」
「(処方は)はい、されました。どういう薬の名前かは憶えていませんけども、2、3種類出されたと思いますし、『薬が無くなる頃になったらまた来てください』と言われたのは憶えています。
お腹の変な感覚というか、うまく説明できませんけど、まあ気持ち悪さというのもあったのですけど、そういうのが和らぎました。
(見られている感じ)それはほとんど変わっていないですね。」