統合失調症と向き合う

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aksanさん
aksanさん
1988年生まれの29歳(収録時)。14歳の時に違和感を覚え、日常生活ができなくなり、受診。現在は就労継続支援A型事業所に週5日通所している。自分の中にある「向上心」が辛い日々の支えになっているという。
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5現在の服薬と病状
Q.現在、服用している薬と病状を教えてください

「今はエビリファイの後発薬アリピプラゾールの二プロというものを12mg1錠だけ飲んでいます。それは寝る前ですね。単剤です。

状況としては、抑えられている時もあるのですけど、やはり不安定になったりする時もあるので、そこは様子を見ながら主治医と相談しながら量を増やしたりしています。現在は12mgで落ち着いてはいるかなというところですね。

(主治医とは)ちょっと不安定な時は、少しだけ増やして様子を見ようとかそういった話し合いはできていますね。

(通院は)今は、1か月か2週間にいっぺんぐらいですね。そこらへんもまた体調を見て決めています。」

Q.症状や生活が安定してきたと思われたのはいつぐらいからでしょうか

「そうですね、体調を崩した経過もあって、一概には今、回復している時だとは言い切れないのですけども、安定しているなと思うようになったのは1~2年前ぐらいからですかね。やはり、いわゆる入院ですとかそういったことがないことですとか、症状が出ないこと、目立っていないこととか、あとは日常生活に支障をきたすほど自分の病気のレベルがそんなにひどくはないことという3つぐらいがたぶん理由になっているかと思います。

薬が安定して効いているということがいちばん前提だと思うのですけども、それよりもやはり、日常生活ですとか、自分が体験してきたものを通して、いろいろ考えて、または改善してきたという結果なのかもしれません。」

Q.状態が悪化しないように気をつけていることは?

「それは結構ありますね。例えば食事のほうでもそうですし、睡眠もそうですし、運動とかもしていますし……。

食事に関して言いますと、自分は、今結構、野菜とか魚のバランスを(考えて)多く摂ったりしていまして。糖質というか、ごはん、炭水化物ですとかそういったものを少し減らし目にして、その代わり、肉とか野菜をたっぷり摂るという生活にちょっとずつ変えてきています。

運動も、自分のウエイトですとか、そういったものは結構負荷がかかるので、自分の体重だけで鍛える自重のトレーニングというものも、今やっています。例えば、腕立て伏せとか懸垂とかは自分の体重で運動しているので、そういったものから取り入れているということがあります。

睡眠に関して言えば、休んで決めた時間に起きるということを徹底していますね。やはり睡眠のリズムが崩れると、いちばん最初に自分の症状に影響してくるので大事だと思っていますね。

(その情報は)書籍ですとか、WEBのサイトですとか、人から聞くということもあるのですけどそういったものからも集めてきています。

やらないよりは全然違いますね、やはり。日中のエネルギーの具合といいますか、だるかったのですよね、前は。何も食事にも気をつかっていなかったり、睡眠も好きなだけ寝て起きていたりとか運動をしていなかったりすると、何をしていてもだるかったり何をしても辛かったりということが大きくて。

そういうふうに一つずつ改善していくと、そんなに疲れないですし、活動もできますし、いろんなことがプラスに回っていくような気がして……。基本的にはあまり崩したくはないのですけど、土日とかでちょっと崩れる時は、平日のリズムを守るということだけは徹底していますね。」

Q.脂質異常や高血糖については気をつけていますか

「やはり祖母が糖尿病を患っているので、そういった影響もちょっと鑑(かんが)みて、少しは気をつけています。家系なのでしょうか、母方がやはりそういった家系を持っていまして、リスクとしては抱えていると思うので、気をつけてはいますね。」

Q.お酒は?

「お酒は飲まないですね、基本的に。自分の症状ですとか、薬や病気に対してあまりいい影響をもたらさないとは思っているので。適当に、カラオケとかを楽しみながら……、はい。」

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