がんと向き合う

大腸がん 小腸がん 肺がん 膵臓がん 乳がん 子宮頸がん 卵巣がん 緩和ケア +plus イベント おしらせ
横井 麻珠美 さん
(よこい・ますみ)
1997年4月より癌研有明病院に勤務(当時は癌研究会附属病院)。特にがん化学療法看護に深くたずさわりたいという思いが強く、入職以来、化学療法に関連する部署に所属。近年、入院期間が短縮され、外来治療に移行している医療の現状から、外来で通院される患者さんの看護を大切にしたいと考えている。
movieImage
2自分でできる副作用対策
 e. 脱毛後の対策

「ウィッグ(かつら)もいろいろ値段があり、ウィッグを探している方も多いですね。抗がん剤治療の回数が限られている場合は、それほど高いウィッグを買う必要もないのかなとは思います。たとえば、帽子をかぶっていただいたり、スカーフをかぶっていただいたりしています。あと当院では、ボランティアの方が布で帽子を作って、100円で販売しているので、そういう帽子をかぶっていただいたりしています(下記参照)。抗がん剤治療では眉毛やまつげも抜けてしまい、女性の方は(化粧で慣れているので)眉毛を描けても、男性の方はなかなか描きにくいということもあります。当院ではつけ眉毛をサンプルで置いていて、そういうものを試してもらったりもしています。」

参考リンク:癌研有明病院 帽子クラブ

Q.治療終了後、髪は生えてくるでしょうか?

「だいたい個人差もありますが、半年ぐらいすると徐々に(髪が)生えてきます。完全に生えそろうまでに1年はかかるとは思いますけれど、脱毛が起こりやすいお薬(抗がん剤)さえやめれば必ず生えてくるものなので、永久に生えてこないという心配をする必要はないと思います。」