クリックで拡大します

「抗がん剤は、がん細胞が増殖する過程を抑え、がん細胞を殺す作用があります。しかしがん細胞は、もともと人の正常な細胞ががん化したものであるため、抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常な細胞にもダメージを与えます。これが人にとって好ましくない作用、つまり副作用となります。抗がん剤による副作用はさまざまで、主なものは過敏症、アレルギー、消化器症状、骨髄抑制、末梢神経障害、皮膚障害、脱毛などがあります。

予防や対策をすることで副作用をなくすことはできませんが、副作用がひどくなることを避けることはでき、日常生活への影響も少なくすることは可能です。

抗がん剤に共通する主な副作用について紹介をしていきます。副作用の程度や時期は個人差がとても大きく、抗がん剤の組み合わせや支持療法薬（症状緩和、副作用軽減のための薬）の使い方によっても変わってきます。以下に、抗がん剤に共通する主な副作用について紹介をしていきますが、一般的なお話としてご理解ください。」