4抗がん剤の副作用
⑦骨髄抑制
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白血球(特に好中球)が減少すると感染が起こりやすくなりますので、投与から1〜2週間後は感染症を予防するために、風邪がはやっているときは人ごみを避け、外出時はマスクをして、帰宅をしたときには手洗いとうがいを励行してください。この時期に発熱したり風邪かなと思ったら『抗生物質を飲んでください』と指示される場合があります。抗生物質は飲み始めたら3日間は症状が軽くなっても続けてください。好中球の減少がひどい場合は、好中球を増やす薬を投与することがあります。
次に血小板が減少すると、出血しやすくなります。鼻血や歯茎から出血、ぶつけたりすると青あざができやすくなります。けがに注意をしてください。ひどい場合は輸血をすることがあります。赤血球が減少すると、貧血様症状を起こします。貧血になるとだるさ、めまい、息苦しさなどを感じることがあります。無理をせずに静養してください。ひどい場合は輸血をすることがあります。」