がんと向き合う

大腸がん 小腸がん 肺がん 膵臓がん 乳がん 子宮頸がん 卵巣がん 緩和ケア +plus イベント おしらせ
小林 照光 さん
(こばやし・てるみつ)
chart
札幌在住。自営業。1998年11月(61歳)に検診で大腸がんが見つかり、翌年2月に手術(横行結腸がん ステージ2)。10月に退院するまでに4回の手術、一時的ストーマ(人工肛門)を経験。2003年末に胃がんが見つかり、胃の2/3を摘出。術後は札幌近郊の山登りに専念するうちに体調も回復。現在は男性料理教室に通い、野菜中心、薄味の食事を心がけている。患者会「小舟会」所属。
movieImage
1大腸がん検診

「定期健診というよりは、がんの検査をされなきゃならんというような気持ちで、気楽に受けに行きました。

それが腸が閉塞しているみたいに、なかなか(内視鏡が)入らなくて、痛くて痛くて途中でやめたという経緯があります。そのあと結局検査をしなかったものですから、違う病院で検査をしたら、『大腸がんですよ』と言われました。しかし、それで落ち込むわけでもなく『なんだ、がんか・・・』というような気持ちだけでした。

それで『手術日を決めましょう』ということで、本来ならば12月25日のクリスマスに、その病院で手術をする予定でした。日程まで決まったのですが、実はその病院が職場から遠いところなので、やはりちょっとまずいなと思い、職場の近くの病院に行きました。そこで翌年の2月に手術をしました。

実は、手術の前に主治医に『誰かの紹介でこの病院に来たのですか』と3回ほど言われたのです。私は紹介状も何も持たないで、職場が近くて、病院の前の喫茶店からいつも見ていたものですから、『これは近くてちょうどいいな』ということで行ったのです。そして手術を受けた。ですから、紹介状も何もないし、至って単純な気持ちで行きました。『病院、大きいから大丈夫だべ』と、こんな感じだけです。」