7これまでを振り返って
「恐怖心は全くないですね。がんも普通の病気と同じだというような感覚しかないです。(がんになってからは)食べ物を変えたぐらいで、あと歩くことに専念していたと。何か人生そのものがどうしてどうなったという感覚はないです。
私の知っている範囲では、がんは200種あると聞いており、それがいろいろな条件で発症するので、できるだけストレスをためないほうがよいのでないかということと、それと本にも書いてありましたが、普段から運動をするのが私はいちばんよいのではないかと思います。何をしてもがんになるときはなると、私はそう考えていますので、もうできるだけならないように努力すれば、よいのではないかなと思いますけどもね。要は食べ物と、歩くこと、体を動かすことをしていれば、がんなんてならないのでないかなと感じます。」
●家族
「(家族は)たいした心配はしていなかったんじゃないですか。子供たちはもう外に出て家にいないですから。たいして誰も心配はしていないし、私も特に落ち込んではいなかったですから、『なんも普通の病気だ』と思っているものですから。
知人に、『いや、俺はがんだった』と言って歩いていました。特に隠すようなことでもないですし。子供たちには『うちはがん家系だから、がん保険入っとけ』とこれは言っております。そして『定期的に検診は受けれ』と言っております。」
Q.ご自分ではがん保険に入っていたのですか?
「保険は入っていました。がん保険だけです。生命保険は入っていませんでした。がん保険に入ったのは30代ですね。それからひたすらずっとかけていました。がん保険は、やはりうちの親父とかお袋ががんになったので、がん保険ぐらい入っておこうかなということで入っていました。それが正解だったですね。」