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小林 照光 さん
(こばやし・てるみつ)
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札幌在住。自営業。1998年11月(61歳)に検診で大腸がんが見つかり、翌年2月に手術(横行結腸がん ステージ2)。10月に退院するまでに4回の手術、一時的ストーマ(人工肛門)を経験。2003年末に胃がんが見つかり、胃の2/3を摘出。術後は札幌近郊の山登りに専念するうちに体調も回復。現在は男性料理教室に通い、野菜中心、薄味の食事を心がけている。患者会「小舟会」所属。
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6男性料理教室に通う

「食生活で変わったのは、やはり肉を食べなくなったということですね。豚肉と牛肉。どっちかというと野菜中心にしようという感じになっていったので、肉が食べられなくなったという気分ではなかったです。ただ食べないようにしようと。病院にそう言われたわけではないのですが、やはり年齢的に考えても、いろんな本を読んでも、肉は避けたほうがよいというようなことが出ているものですから。

(肉を食べないことは)何も苦しくはないですね。『肉料理食べてぇな』という気分にも全然なりませんでした。肉中心の食事はやはり変えなきゃならんと考えていましたので、自然にそっちのほうに行きました。それは今も続いています。(肉を食べたいときは)鶏肉を食べるようにしています。脂っけのないところばかりを。病気をしてからは豚肉、牛肉をもうほとんど食べたことがないです。

うちの女房が仕事をしているもので、日中は私ひとりですから、自分で作って食べています。ここ数年前から男性料理教室に行って、そこで料理を勉強したというのもあります。作り方が上手になった下手になったというよりは、作って食べることに対して億劫でなくなったのですね。なので、味は別にして1回やってみようかなと思って作っています。ほかの人が味わったら『うまくない』と思うかもわかりませんが、自分では満足して食べています。

昔は少し塩っ気のきついのが好きだったものですから。今はもうほとんど減らして、何を食べるにも、醤油も塩もかけないで食べています。豆腐も醤油をかけないで食べています。納豆は根昆布を入れて混ぜて食べる。ですから現在は人工的なものはほとんど何も入れないで食べています。」

●サプリメント

「当時、『カバノアナタケがよいのではないか』という話があり、よく本にも出ていたので、それを飲んでいました。はたして効いたのか効かないのかわかりません。今はもう飲んでいません。先生に聞いたら、『“鰯の頭も信心から”と同じだ』ということで、いいとは言いませんですね。ただ本当にいいと思って飲まなかったら、意味がないですね。

今、実は8種類ぐらいサプリメントを飲んでいます。年とともに目も悪くなるからブルーベリーだとか、骨粗鬆症の問題があるからサメの軟骨だとか、なんだかんだと8種類ぐらい飲んでいます。新聞その他に出て、特に安く売っているときを狙って、ぱっとたくさん買っておくようにしています。」